BMW 「テスラの自動操縦技術は危険」との見解!?
その言い分とは?
いまでは、テスラ車のオートパイロット(自動操縦)技術は有名です。
それがどんなものかご存じなければ、ネット上に沢山のビデオが出回っているので、是非ご覧になってください。ハンドルを握る運転手に自由が生まれるということで、この技術を評価する人は多いようです。
ところが、BMWはこのシステムには欠陥があると考えているようなのです。
同社のハラルド・クルーガーCEOはドイツの新聞『ハンデルスブラット』誌で「テスラのオートパイロット技術は、BMWの自動運転技術を越えるものにはなり得ません。なぜなら、まだ未完成のレベルだからです。」と述べました。
なぜ、クルーガー氏はこう考えるのでしょうか?
それは、テスラが持つシリコンバレー式の思想というのはスマートフォンのアプリに対する考え方と同じようなノリを持っているからだと言います。
同氏は「アプリの市場では、7割か8割程度の完成度しか持たない商品を発売して、追々、お客さんのフィードバックも採り入れながら発展させていこう、というスタンスが許されます。 しかし自動車の安全を左右する技術において、そういうことは絶対にあってはなりません」と語りました。
たしかに、それは的を射た意見です。
実際、テスラのオートパイロットは交通量がある程度あり、なおかつ路面上に白線などの表示がはっきり見えている環境でしかきちんと作動しません。
クルーガー氏はさらに、「BMWは120km/hまでの速度で自動運転が可能な技術をすでに持っていますが、それは完全に準備が出来たと言えるまで発売しない方針です」とも述べ、その立場を明確にしました。
ということはテスラはクルーガー氏の言う「不完全なバージョン」のまま発売したという意味で「見切り発車した」ということになるのでしょうか。
それともその技術はすでに充分だと言えるでしょうか。
皆さんは、どうお考えになりますか?