いつの時代も走る愉しさを伝え続ける、BMW M社とは?

今ではまるで日本車のような感じで多くの人が所有している輸入車の代表ブランドの1つである独BMWのクルマ達。人気理由の1つとして、「BMWのクルマは運転が楽しい」という声が多いです。

その走りの楽しさをより強調したモデルが「M」の称号を付けたモデル「Mモデルシリーズ」です。このモデルを開発している「BMW M GmbH(M社)」について紹介します。

「打倒ポルシェ」から生まれたM社

M社は、BMWのモータースポーツ部門を担う同社の子会社「BMW Motosport GmbH」として1972年に設立されました。
当時のBMWのスタンダードモデルである“マルニ”こと「2002」のターボモデル「2002TURBO」をデビューさせ、コンパクトFRスポーツカーとして頭角を出しました。

 

1978年には、ポルシェが出場している市販車ベースのトップカテゴリーである「グループ4」「グループ5」を制する為に開発された「M1」が、ランボルギーニとの共同開発で進められたものの、ランボルギーニ社のオイルショックによる経営不振などで提携解消。グループ4ホモロゲーションである「400台/24ヶ月」が困難となりました。

そこでM1のワンメイクレース「プロカー・レース」を発足し急造カテゴリーながらF1の前座レースとして人気を博しました。

M社はBMWの市販車のホットモデルの開発にも着手、1974年に初代5シリーズの最終モデルにハイパワーエンジン&スポーツサスペンションを搭載した「M535i(E12型)」を発売しました。更に10年後には、「真の」Mモデルとなる「M5」と「M635CSi」が発売され、市街地から速度無制限のアウト・バーンまで快適かつスピーディーに移動できる「ビジネスマンズ・エクスプレス」という表現で世界中から注目を集めました。

M社は、メイン事業をBMWの市販モデルのハイパフォーマンスモデルの開発、そのモデルのオーナー向けのドライビングスクール、「BMW Individual」という特別仕様車の生産にスイッチしていきました。

ニュルブルクリンクで魅せた「駆け抜ける歓び」


BMWのキャッチコピー「駆け抜ける歓び(Freude am Fahren)」は、Mモデルにより反映されています。それを象徴していると思うのは、3代目E46型M3のハードコアモデルである「M3 CSL」。CSLは“クーペ・スポーツ・ライトウェイト”の略称です。その名の通り、徹底機な軽量化(ベースから130kg減の1460kg)を行った特別仕様車です。伝統の直6エンジンは吸排気系の変更で360馬力を発揮、足回りの強化と当時画期的な2ペダルMT「SMGⅡ」のプログラム変更が主な改良点でした。

現在においても新型車、特に高性能モデルのテストとして使用される「ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェ」にて7分50秒というタイムを記録しました。このタイムはよりハードな996型ポルシェ911GT3や、メルセデス・ベンツCLK63 AMGブラックシリーズ、ランボルギーニ・ムルシェラゴを上回るタイム。それなのに、快適性はベースとほぼ変わらず(エアコン・オーディオは基本レスだが、注文時に無料で装着可能だった)日常の足としても、場所を選ばず運転の愉しさを得られる1台でした。

より多くの人に運転の愉しさを。


現在は「M2」やSUVモデル「X5M」などたくさんのMモデルが販売しています。さらにMのノウハウを応用したスポーツモデル「M Performance」を展開しています。分かりやすく言うと、Mシリーズは専用パーツで構成されたスペシャルモデル、M Performanceはあくまでもベースモデルの構成を崩さずに各所をM社がチューンアップしたモデルです。

日常の使い勝手を犠牲にしていないモデル、これこそがBMWのキャッチコピー「駆け抜ける歓び(Freude am Fahren)」の真髄ではないでしょうか。

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