問題となったのは中国の自動車メーカー「シェリー」
中国の自動車メーカーのシェリーは、他の自動車メーカーのデザインを元に自社の車を製造した事で知られていました。
そのシェリーがメルセデスベンツをトレードマークの侵害で訴えを起こしました。
中国政府はデザインを登用して車を作る事に関して寛容的でしたが、今回は状況が少し違うようです。

ベンツは「EQ」、シェリーは「eQ」
以前Jaguar Land RoverがJiangling モータースのLand Wind X7のデザインはEvoqueのデザインの盗用したものとして訴えました。
ですが、中国内の裁判所で争った為Jaguar Land Roverは負けてしまいました。 ただ今回のメルセデスベンツの場合は少し違います。
メルセデスベンツが新しく販売する電気自動車シリーズ「EQ」ですが、シェリーは既にコンパクト電気自動車シリーズで「eQ」を二年前から販売していました。
メルセデスベンツの「EQ」はエレクトロニックインテリジェンスから元に名付けられ、最新のテクノロジーを使い電気モーターのみで自動運転をすることが出来ます。
それに比べてシェリーの「eQ」は57馬力で約195㎞走行可能となっており、価格も約100万円とメルセデスベンツと比べるとかなり格安となっています。
実はメルセデスベンツは今回が初めてではない!?
「EQ」という名前はアルファベットでシリーズを分けてきたメルセデスベンツにとっては初めての名付け方となっています。
もしシェリーが裁判で勝ったとしたら、メルセデスベンツはすぐにでも新しい名前を考えなければなりません。
今回の裁判の結果はまだわかりませんが、実はメルセデスベンツは、AMG GT Rのような他の自動車メーカーのクルマと似たような名前を付ける事が初めてではありません。
さて気になる裁判の結果はどうなるのでしょう?
Oh The Irony: Chinese Automaker Suing Mercedes For Trademark Violation