オペル マンタの歴史を解説!最新のマンタも紹介!

オペルというメーカーはご存知でしょうか?

オペルとは、1862年にドイツに生まれ、1899年に自動車製造を開始したメーカーです。

「ドイツ発のエンジニアリング、エキサイティングな走り、そして親しみやすさ、というオペルの価値を味わってほしい」とオペルは投げかけています。

日本では、あまり見かけることが多くないかもしれませんが、かなり歴史のあるメーカーなのです。

今回は、そんなオペルが販売していた「マンタ」という車種を紹介します。マンタは、一昔前に製造販売されていた車で歴史のある車です。

そんなマンタの歴史やマンタについて解説していきます。

また、最新のマンタ情報も紹介していきます。

オペル マンタはどんな車?

マンタとは、ドイツのオペルという自動車メーカーが1970年~1988年まで製造販売していた車です。

マンタは、海の生き物であるイトマキエイのマンタと同じ名前が付けられています。

18年間という製造販売のなかでマンタは、「マンタA」「マンタB」「マンタ400」と3種類製造されました。

マンタA、マンタBは乗用車として、マンタ400はレース車両として投入されました。

マンタAの特徴は、スタイリングで日本人デザイナー・児玉英雄さんも参画し、カプリ(ライバル車のフォード車)よりもあっさりとしたプレーンなラインにまとめられています。

現在の車と形が異なり、ザ・クラシックカーというような形をしています。

クラシックカーが好きな方は、とても魅力的な形をした車両ですね。

マンタBの特徴は、マンタAと同様にボディラインのシンプルさが特徴です。

また、初代と比べボディサイズがやや大型化しましたが、エンジンやメカニズムは初代からのものを継承しています。

マンタ400は、WRCグループ4に参戦するために投入された車で、オペル初のDOHCエンジン車のアスコナ400のマンタ版として登場しました。

マンタBをベースに造られた車ですが、レース用にエンジンのパワーアップや足回りのセッティングなどが施されているのが特徴です。

それでは、オペル マンタの歴史について見ていきましょう。

オペル マンタの歴史

マンタは、オペルが1970年~1988年まで製造販売していた車です。マンタのグレード(仕様)を三つご紹介します。

マンタA

マンタAは、1969年に登場し、大ヒットとなったフォード・カプリのライバル車として、1ヵ月後に登場するアスコナの姉妹車種として登場しました。

マンタAは、「カデットA」「レコルトC」と共通のエンジン、足回りを採用した設計となっている。

最大の特徴はスタイリングで、日本人デザイナーの児玉英雄さんも参画し、カプリよりもあっさりとしたプレーンなラインにまとめられています。

エンジンは、直列4気筒SOHCを採用。

排気量は、1,196cc、1,297cc、1,584cc、1,897cc、1,979ccが用意されていました。

後に、DOHC2,410ccの高性能版のエンジンを搭載したモデルが登場しました。

 

・TE2800

このモデルは、ベルギーのトランスヨーロッパ・エンジニアリング社がアドミラルとコモドーレに使用されていた2,800cc 直列6気筒 142hpエンジンとトランスミッションをマンタに搭載したものです。

また、前輪のディスクブレーキは、ベンチレーテッドのものに強化され、サスペンションも固めにセッティングされリミテッド・スリップ・デフが標準で備えられました。

 

・D.O.Tターボ・マンタ

イギリスのチューナーのトニー・ホールが、マンタの直列4気筒エンジンにホルセット製ターボチャージャーを装着したモデルを開発しました。

エンジン出力やトルクが向上し、トランスミッションは4速MTが標準でATがオプションで選択可能となっていました。

”D.O.T.”の名称は、販売された英国内のディーラー網の”Dealer Opel Team”に由来しています。

 

マンタB

1975年8月にマンタAがモデルチェンジされマンタBになりました。

ボディラインは、初代と同様にシンプルさを特徴としていますが、ボディサイズがやや大型化しました。

搭載エンジンやメカニズムは、初代モデルのものを継承しました。

その後、エンジンに改良が加えられ、1,900ccが1,979ccに換装され、1,200ccが1,300ccにサイズアップされました。

1982年にマイナーチェンジされ、1988年まで販売されていました。

 

マンタ400

WRCグループ4に参戦するために投入された車で、オペル初のDOHCエンジン車「アスコナ400」のマンタ版として登場しました。

マンタBをベースに、イギリスのコスワースがチューニングした2,410cc 直列4気筒 DOHCの最高出力は、ノーマルの144psから340psに向上されました。

また、車両全体の軽量化を図ることで、ラリーでの走行性能がアップしました。

WRCのラリーレースでは、優勝こそ無かったものの3位や4位といった順位を残しています。

1984年にラリーレースに終止符を打ちました。

その後も、ニュルブルクリンク24時間耐久レースに参戦しましたが、目立った成績をあげれませんでした。

レギュレーションが改定され参戦できるギリギリまで参戦していました。

2015年に排気量2,000cc以下のSP3 Classで「ルノー・クリオ」と競り合い、これを制して念願のクラス優勝を飾りました。

外見こそマンタですが、トランスミッションはシーケンシャルトランスミッションに変更されていたりと、現代化が図られていました。

最新のオペル マンタは?

オペルは、2021年5月19日に電気自動車(EV)のスペシャリティクーペモデル、新型「マンタGSe」を発表しました。

復活したマンタは、モーターを搭載する電気自動車(EV)として登場し、クラシックなエクステリアと、持続可能なクルマの最先端技術を組み合わせています。新型マンタは、エミッションフリーであり、未来の自動車を見据えたものになっています。

EUでは、排ガス規制がとても厳しく2035年以降はほぼEV車しか販売できなくなります。

新型マンタもその規制にクリアできるように造られていると思います。

 

搭載するモーターは、最高出力147ps・最大トルク255Nmを発生し、後輪駆動となっています。

特徴は、4速マニュアルトランスミッション(MT)を採用しています。

さらに、マニュアルシフトと4速ギアに入れてからオートマチックモードで運転するかが選択できるようになっています。

航続可能距離は、約200kmとなっています。

他にも新しいデザインを採用していたり、インテリアも最新のデジタル技術を採用したりと現代から未来の車へと進化を遂げています。

まとめ

オペル マンタは、歴史のあるクラシックカーです。

今でこそ見かけることはありませんが、当時は人気のあった車です。

初代から徐々に改良されていき、より扱いやすく親しみやすい車へと進化していきました。

車好きであれば、マンタ400のWRC参戦や24時間耐久レース参戦が記憶にある方もいるかもしれません。

そのマンタも最新モデルは、EV車として登場します。

今後は、排ガス規制なとでEV車のみの販売となってしまうかもしれませんが、歴史ある車が復活することは嬉しいですね。

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