ハイブリッドカーとは?

ハイブリッドカーとは、ガソリンエンジンと電気モーターという2つの動力源を組み合わせて走る自動車のことです。エコカーとも呼ばれ、環境に配慮し燃費など維持費のよいハイブリッドカーは、1997年10月に「21世紀に間に合いました」というキャッチコピーのもと世界で初めてトヨタよりプリウスが発売されました。今ではコンセントから直接バッテリーに充電できる進化した形のプラグインハイブリッドカー(PHV)も登場しています。
ガソリン車との比較
ハイブリッドカーはガソリン車と比較すると、燃費がとても良いため、ガソリンを使うことが少なくなり、そのためCO2の排出も抑えられるので、環境に優しい車と言えます。ハイブリッドカーは、初期加速時に電気モーターを使い、走行し出す際にはモーターとエンジンの両方を使い、回生ブレーキにより充電するという効率のよいシステムで走行します。そのため市街地でも燃費がよく、静かで、気持ちのよい加速ができる車です。

ハイブリッドカーは維持費が安い?
ハイブリッドカーは燃費が良く、重量税や自動車税の減税もあり、維持費が安いと言われています。ただ、ハイブリッドカーはガソリン車より、車両価格が高くなる場合があるため、その価格差を燃費の良さや減税などでどこまで埋められるかがポイントになるでしょう。また、その他車にかかる一般的な維持費がハイブリッドカーの場合はどうなるのか、故障の際の修理費用の面なども含めて詳しく解説していきます。
ハイブリッドカーの維持費6つ
ハイブリッドカーの維持費については、自動車税・ガソリン代・メンテナンス代・任意保険・修理費・消耗品代・車検の主に6つがあげられます。ガソリン車も燃費を向上させてきましたが、年々厳しくなるエコカー減税の基準ではハイブリッドカーの方が優遇されるようになっています。また、他の維持費として、メンテナンスや保険の面でのハイブリッドカーの費用がどうなっているのかも気になるところだと思います。
維持費1:自動車税<エコカー減税が適用される>
ハイブリッドカーは環境性能に優れた車なので、自動車税、環境性能割、自動車重量税については、各種減税が適用されます。自動車税は2019年10月1日より大きく制度が変わり、自動車取得税が撤廃され、代わりに環境性能割が導入されたため、エコカー減税は重量税のみになりました。2021年現時点においては、ハイブリッド新車購入時に重量税と環境性能割は減税や免税などが適応され、グリーン化特例により電気自動車などの自動車税が75%OFFになっています。
維持費2:ガソリン代
ハイブリッドカーは燃費が良いため、ガソリン車に比べてガソリン代が非常に安くなります。ガソリンもハイブリッドもどちらもラインナップがある、ホンダの「フリード」で比較してみると、JCO8モード燃費でガソリン車は19km/L、ハイブリッド車は27.4km/Lなので、ガソリン代120円/Lとして、年間走行距離を約1万kmとすると、年間約21,000円もお得になります。実際の街乗り数値や走行距離にもよりますが、維持費の安さを実感できるでしょう。
維持費3:メンテナンス代

ハイブリッドカーはガソリン車と比べ故障の頻度が少なく、オイル交換期間が長く、消耗品も少ないので維持費が安いといわれています。
実際にハイブリッドカーはガソリン車よりオイルが汚れにくく、走行距離によってはオイル交換の時期をガソリン車より倍ほど長くとってよい場合もあるほどです。性能がよいので故障も少なく、オイル交換とセットになった定期点検もさほど頻繁にする必要もないでしょう。
維持費4:任意保険

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