ベントレーも視野に入れて。
BMWが、かつての名車「8シリーズ」(スポーツクーペ)を、同社の新しいフラッグシップとして復活させようとしているようです。
メルセデスベンツ「Sクラス」にはクーペモデルがあるため、これに対抗するモデルとして計画中のようです。
2020年に登場予定の新生8シリーズは、Sクラスクーペのほか、ベントレー「コンチネンタルGT」との競合も視野に開発されることになります。
8シリーズは、現行(6世代目)の「7シリーズ」(セダン)と同様のドライヴトレーンやボディー構造、先進技術を与えられるだろうと噂されています。
『オートカー』誌の情報によれば、BMWの研究開発部門は8シリーズに関して、異なる2種類の仕様(レイアウト)を同社トップのヘラルド・クリューガーに打診したということです。
1つ目は、4ドアのセダンクーペ案で、「『6シリーズ・グランクーペ』に似ており、それがより大きく豪華になったクルマ」というアイディアです。
2つ目は2ドアクーペ案で、こちらにはカブリオレも設定されるということです。
どちらを採用するかは、2018年に決定される予定です。
このような8シリーズの開発計画の背景には、販売サイドの事情がありました。
「1台あたりの高利益率を追求する目的もあって、クリューガーは8シリーズの復活を考えている」とBMW幹部の1人は述べています。
新型8シリーズの噂は2010年にさかのぼります。
ただ2013年までは、BMW自身その計画を否定していました。
少なくとも米国や中国で高級車市場が成功しているなか、8シリーズはBMWにとって格好の切り札となるに違いありません。
BMW Seriously Looking At Resurrecting The 8 Seriescarbuzz.com