寝たからOKという認識は大きな事故に繋がりやすいですし、実際にそれが原因で起こった事故は数多くあります。寝たらOKという認識は改めておいたほうが良さそうです。
自分で呼気検査をできるアルコールチェッカー
警察が飲酒検問に使っている呼気のアルコールチェッカーですが、このアルコールチェッカーは市販でも販売されています。お酒を飲んだ次の日、アルコールが残っていないかどうかをチェックするためにも持っておいて損はないでしょう。ただ、アルコールチェッカーの中にも数百円のものから数万円のものまで色々ありますのでここではおすすめのアルコールチェッカーを紹介します。
こちらは比較的安価ながら多くの人に信頼されているタニタが販売しているアルコールチェッカーです。息を吹きかけてもらい、アルコールの量を0.0〜0.5ml/Lで表示するというシンプルな機能で多くの人に使用されています。アルコール量が0.0〜0.5mlしか表示されないというのは少々物足りないと感じるかもしれませんが、飲酒運転を避けるという目的であれば0.15mlを超えるかどうかが分かれば十分でしょう。
先ほどの商品に比べると少々値段が高価になるこちらの商品ですが値段が上がることのメリットとして精度が上がるのはもちろんですが、測定速度が早くなるというメリットもあります。時間がない時にいちいち測定時間を待つのがいやだという人は多少高いものを買った方がいいかもしれません。

飲んでなくても捕まってしまう?運転する前に気をつけるべきもの
お酒を飲んでしまいアルコールが検出されてしまうのはわかりますが、実はお酒を飲んでいなくてもアルコール検査に引っかかってしまうのものがあります。ここではそんな運転する前に気をつけなければならないものを紹介していきます。
ドリアン

悪魔の果実やフルーツの王様など様々な異名がつけられているドリアンですが、実はこのドリアンを食べるとアルコール検査で酒気帯び運転以上の数値が出てしまうことがあります。
実際に中国では運転する前にドリアンを食べた男性が警察のアルコール検査に引っかかってしまうという事も起きています。血中アルコールの検査を行うことによって潔白が証明されたらしいですが、呼気検査では検出されてしまうようです。日本では基本的に呼気のアルコール検査がメインですので余計に飲酒検査に引っかからないためにも運転する前はあまり食べないように注意しましょう。
モンダミン

こちらはモンダミンに限らずマウスウォッシュ全体ということなのですが、こういったマウスウォッシュの多くにはアルコールが含まれています。アルコールの含まれたものでうがいをしてしまうわけですから、当然飲酒検問にも引っかかってしまいます。
酒気帯び運転になってしまうのは0.15ml/L以上の場合と先ほどお話しましたが、モンダミンの使用後ではなんと0.3〜0.5ml/Lほど出てしまいます。呼気検査に引っかかったところで血中検査をしてくれれば疑惑は晴れるわけですが警察の中には血中検査を行わせてもらえない人もいるため、運転する前には使わないようにしておいたほうが良さそうです。
酒粕

日本酒などを作る時に副産物的に出てくるこの酒粕ですが、実は酒粕には8%程度という割と高めのアルコールが残っています。甘酒はそこからさらにアルコールを飛ばしているので大丈夫なのですが、酒粕を生で食べて運転する場合はかなり高い確率で飲酒検問に引っかかってしまいます。こちらは先ほどのモンダミンとは違い実際にアルコールを摂取してしまっているわけですから言い逃れはできません。事実、日本で酒粕を食べて運転し検挙されてしまうということも起きています。
食べ物でもアルコールが入っているものは意外と身近に多くあります。常日頃から運転する前は飲酒だけではなくアルコールが含まれるものを食べてしまっていないか気をつけましょう。