所ジョージさんも大好き!ポンティアック トランザム

飛んだり喋ったりと大活躍のナイト2000

1980年代に「超音速攻撃ヘリ・エアーウルフ」や「冒険野郎マクガイバー」と共に放映され、幾度も再放送されているので30代後半以上の読者なら大抵は、それ以下の世代でも知っている人は多いでしょう。 アメリカのTVドラマ「ナイトライダー」に登場したスーパーマシン、ナイト2000! 漆黒のボディにフロントで赤くヒュンヒュンとナイトフラッシャーを揺れ動かせながら人工知能「K.I.T.T」(キット)が喋り、走る曲がる止まるが高性能なのは当たり前で、さまざまな秘密装備が満載。 ゼロ発進から0.2秒で100km/hに達すると言われると加速Gで失神しそうだとか、110km/hからわずか4.2mで静止されるとシートベルトが体が食い込んで内臓破裂するのではとか、空母艦載機パイロットのような心配はヤボというものです。 いきなりジャンプや片輪走行をしたり、まかり間違うと射出座席で外に放り出されることを考えると、あまり乗りたくない代物ではありますが。 そのナイト2000のベースになったのが、GMのポンティアック トランザム(3代目)です。 初代トランザムから、ちょっとどんな車だったか見てみましょう。

本当はファイヤーバード版GT-R?

このトランザム、実は正式名称をポンティアック ファイヤーバード・トランザムと言います。 てっきりトランザムという車が存在するのかと思いきや、シボレー カマロの兄弟車でスペシャルティカーのファイヤーバードのハイパフォーマンスモデル、日本で言うとスカイラインGT-Rみたいなものでしょうか。 1967年に登場した初代ファイヤーバードに1969年追加されたのが初めてのトランザムで、6.6リッターエンジンはノーマルでは最大370馬力。 ただしキャブレターにスロットル制限が施されており、それを解放すると500馬力にパワーアップするディーラーオプションがあったようです。 1960年代にそれだけの馬力を出してタイヤが大丈夫だったのかと心配になりますが、ドラッグレース用か何かだったのかもしれませんね。 アメ車は数字だけ見ているといろいろ心配にもなりますが、その豪快さがまたアメリカンマッスルカーの魅力です。

やはりオイルショックには勝てず

ファイヤーバードが翌1970年にはモデルチェンジして2代目となり、今度は最初からトランザムも設定されました。 エンジンは最初は初代同様だったものの、最盛期にはビッグブロックの7.5リッターエンジンを搭載して540馬力を発揮し、初代トランザムなど目では無い勢いでパワーアップしています。 しかし、1973年にオイルショックが始まってからは、世界中の車がそうだったようにトランザムも年々パワーダウンしてしまい、ターボチャージャーを装着したりして頑張ったものの、最終的には210馬力程度で落ち着いてしまいました。 いかにそれまで燃料を大食いしてパワーを出していたかがわかります。 しかし、パワーダウンするのとは反対に、1977年には角目四灯でクチバシか鼻筋が通ったように精悍な「イーグルマスク」にフロントマスクが変更され、ちょうどスーパーカーブームだった日本ではトランザムもスーパーカー扱いで紹介され、人気を呼びました。 映画「トランザム7000(原題:Smokey and the Bandit)」でもこのイーグルマスクは有名です。

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コメント:
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