ミニの誕生は突然に…アレック・イシゴニスの偶然が招いた奇跡

それぞれ「ミニ」のシリーズで言うところの「オースチン・セブン」「ウーズレー・ホーネット」「ライレー・エルフ」の上位モデルに相当しますが、日本でもっとも有名なのは「ヴァンデン・プラ・プリンセス」、通称「ヴァン・プラ」でした。

「ミニ」と比較してADO16シリーズは日本ではあまり知られておらず、1960年代から1970年代前半まで生産されたにも関わらず、日本で「ヴァン・プラ」が流行したのはバブル時代の1980年代後半です。

コンパクトカーでありながら「ベビー・ロールス」「高級ホテルでは、ボーイがベンツよりヴァン・プラのドアを先に開けにくる」などと言われ、「小さな高級車」の先駆けとなりました。

当時のTVドラマ「刑事貴族」シリーズで水谷豊演じる本城刑事の愛車として活躍したほか、エンスー(自動車マニア)向けの漫画「GTロマン」等にも登場しますが、日本ではADO16が知られていなかったので、「ミニ」のシリーズだと思っていた人も多かったようです。

急ぎの注文が、ナプキンに「ミニ」を描かせた

後に日本のミニ販売店で配布された「ミニをスケッチしたナプキン」のレプリカ

http://dealer-blog.mini.jp/mini_niigata/2014/04/post-127.html

さて、先行して「ADO16/17」を開発していたイシゴニスでしたが、イギリスとフランスが管理していた中東の「スエズ運河」をエジプトが国有化しようとしたため、イギリス・フランス・イスラエルが共同でエジプトに侵攻した「第二次中東戦争」が1956年に勃発します。

その影響でイギリスでは中東からの石油輸入が滞って燃料費が高騰したのです。

そのため、BMCはそれまで優先順位の低かったコンパクトカーの開発を最優先にする事を決定しました。

そこで急遽「ADO15」のための設計図が必要になったのですが、大学時代に数学のテストで落第し続け、自動車技師でありながら大の数学嫌いとして知られたイシゴニスはユニークな方法を取りました。

喫茶店でナプキンにスラスラとペンを走らせ、小さな一枚のスケッチを書いたのです。

何とそのスケッチがADO15として採用され、後の「ミニ」になります。

一枚のナプキンが、一人の技師の運命と、「大英帝国」として没落寸前だったイギリスの自動車産業を、大きく変えた瞬間でした。

同種のエピソードはベストセラーにしばしばある「伝説」

http://wallpaperswide.com/old_mini_cooper-wallpapers.html

実は「急場しのぎの急ぎの注文」として生まれ、数十年にわたるベストセラー「ミニ」を生み出したイシゴニスですが、似たようなエピソードでベストセラーになった例は他にもあります。

例えばイギリスでは第二次大戦中、主力戦闘機「スピットファイア」の改良型を続々と送り出しましたが、入念に設計されたモデルより「とりあえず急場しのぎの間に合わせ」で簡素な改良にとどめたモデルの方が性能がいい事がしばしばありました。

また、アメリカの航空機メーカー、ダグラス社(現在はボーイングに吸収)には「エド・ハイネマン」という名設計士がいました。

彼が苦労して設計した次期攻撃機がキャンセルとなり、悔しいので滞在していたホテルでスケッチ程度の新設計図を一晩で書き上げたところ軍に採用され、30年以上活躍する名機「スカイレーダー」になったという伝説もあります。

「名作は長年の苦労と、一瞬のひらめきで生まれる」ような話が多いのですが、アレック・イシゴニスも喫茶店で書いた一枚のスケッチで、歴史に名を残す一人となったのでした。


 ーこれまでよりも高く売却できる方法ー

「90万円」高い売却に成功! K様



コメント:
愛車のボクスターが90万円も高く売れて満足です。 330万円の最低保証金額を受け取った後、420万円で購入者が見つかり、とても満足しています。
改めて走りに行く用のクルマを買いたいと考えているので、買い替えの際はまたAncarにお願いしたいと思っています。

高く売却できる『おまかせ出品』

価格の交渉ができるかも!?

詳細&査定はこちら

Ancarのサービス詳細はこちら

手洗い洗車のサブスクリプションサービス「RACCOON」!



月額5,980円(税抜)で手洗い洗車を利用し放題! コイン洗車やセルフ洗車に比べて高価なプロの手洗い洗車をより気軽に利用してもらうために、サブスクとしてサービスを開始しました。

全ての人に手洗い洗車を

申し込み・予約はこちら