【FIA-F4レーサー】川合孝汰：FIA-F4第5、６戦結果！初走行のオートポリスは…

皆さんお久しぶりです、FIA-F4ドライバーの川合孝汰です。今回は先日行われたオートポリス戦について振り返っていこうと思います。

初めての熊本！初めてのオートポリス！

5月とは思えないくらい日中の気温が高く、初夏というより真夏？と言った先日の熊本ですが、朝晩はびっくりするくらい寒いといった気候でした。しかも、１９時でもまだ空は明るく「日が延びたな～」なんて思っていたら、どうも２５分の時差があるらしいです。そんな熊本県は今回が初めてで、会場となる大分県のオートポリスも初めて走行します。サーキットに向かう道中に思ったことは、360度見渡しても緑の中に馬や牛がいるといった風景が本当に綺麗でびっくりしました！！こんなに壮大な景色は関東ではまず見たことがないです。

サーキットに着いてからは、初めてということもありチームメイトとコースの下見をしましたが、思ったよりも道幅も狭く高低差がきついコースなので少し不安になりました。練習走行がでは、実際に走りコースのうねりや縁石、ブレーキやラインなど確認しつつ色々と試しました。その時に幾つかポイントを押さえることができ、それが予選や決勝で生かせたと思います。タイヤにも厳しく後半は全くタイムも上がらず抜くのも難しいといった状況など、このコースで学ぶことが多くありました。しかし、色々なことを意識しながら走っていると、難所が多いながらも、楽しんで走れるようになっていきました。

思うようにアタックできなかった予選

アタックができるのは序盤しかないことは分かっていたので、1発にかける気持ちで予選に挑みました。コースインした後、前方で低速車両がいて団子になってしまいそうだったので、速度を落としいいところでアタックできるよう位置取りを考えました。しかし、ぎりぎりアタックはできたもののすぐに赤旗が出てしまい、セカンドタイムを出しに再度コースインしましたがまたしても赤旗が出て、タイヤの状態がいいところでのアタックはできませんでした。それでもなんとか第5戦/第6戦共に5位スタートとなりました。

FIA-F4第5戦決勝は惜しくも…

抜きづらいコースなので、スタートが肝心だと思いました。スタートは決まり3番手も見えていましたが、イン側は思った以上に汚れており踏ん張れず１つ順位を上げて4位で1コーナーを過ぎました。車のバランスは良く後続も徐々に離れていったので前車を抜くことをだけを意識して走りましたが、それでも毎周ほぼ同じラップかコンマ1落ちくらいとなかなか追いつけない状況が続きました。しかし後半にチャンスがきたのです！ 2番手争いが激しくなり、そこに僕も追いつき３台での争いになりました。最終ラップ第２ヘアピンで抜く準備をしていましたが、思ったより混戦にはならず決め手をつくれないままフィニッシュとなり４位でチェッカーとなりました。

前回の失敗を克服できた第6戦

前日と同じくスタートにかけましたが、若干蹴りだしのタイミングが悪く後続の１台にパスされてしまいました。ただ１コーナーで前車が少しコースアウトし速度がのらなかったので、３コーナーでインに飛び込みなんとか５番手に戻りました。ラップは悪くなかったものの少しずつ前から離れてしまい、後ろも離れていたことから単独走行となっていましたが、またしても最終ラップにチャンスが到来します！３番手争いが激しくなり前車に追いつきましたが、抜けるコーナーがなくそのままゴールで５位フィニッシュとなりました。

前回の富士で課題であった第３セクターの走り方が改善されたことがオートポリスでも生かすことでき、タイムを出すことができました。タイヤの使い方やタイムの出し方など沢山学ぶことができたそんなオートポリスでしたが、今までの経験や反省が反映されたレースでもありました。トップのワークスチームとはまだコンマ１～３といった壁がありますが、次戦SUGOでは同じく抜きづらく高低差があるコースなので、この２か月のインターバルを有効に使いさらに力を付け表彰台の真ん中に立てるよう準備したいと思います！チームの皆さん、サポートしてくださっている皆様、現地まで応援に来てくださった皆様本当にありがとうございました！次戦もよろしくお願いします！