パナメーラ最高級グレードに施したカスタマイズを公開!
ドイツのチューンメーカー、テックアート社は先日ポルシェ「パナメーラ」のカスタムカーとして、「グランドGT」と名付けたモデルを披露しました。
「911カブリオレ」のカスタマイズをしたばかりの同社ですが、今度は4ドアモデルのポルシェに手を加えたというわけです。
ベースとなった車両は、680PSというスペックを誇るパナメーラの「ターボS Eハイブリッド」というモデルですが、そのパワーの割にはルックスが大人しすぎるという声もありました。
そこでテックアートはよりアグレッシブな外観を与えるべく、このクルマにボディーキットを装着することにしたのでした。
とは言え、過度にチューンアップしたような印象は与えないよう、テックアートの適切な基準に沿った改造に仕上がっています。
まずフロントを見ると、空力改善のためにエアインテークが大型化され、独立タイプのスプリッターが追加されているのが目を引きます。
見かけだけではない、全体的な性能をさらにアップ
バンパーにはアダプティブ・クルーズコントロール用のレーダーセンサーが埋め込まれており、安全性能の向上も図っています。
エンジンフードは軽量カーボンファイバー製に代えたお蔭で、車重も軽くなっています。
またサイドスカートが備わっているため、ホイールアーチもよりスポーティーな出で立ちとなっています。
後ろへ回ると、リアディフューザーも大型化されていて(こちらもカーボンファイバー製のアクセサリー付き)、さらに固定タイプのリアスポイラーも追加されていることに気づきます。
こうした数々の改造により、同車の全幅はフロントで50mm・リアで80mmそれぞれ拡幅されているといいます。
タイヤは22インチという大きなホイールの前285/30・後334/25を装備することで、地面との接触面積も広がっているということです。
内装も細かくリクエスト可能
インテリアに関しては、ユーザーが趣向に応じて選択できるようになっており、レザーやアルカンターラ(合成皮革)、ラッカー仕上げ、カーボンといった種類の素材からパーツを組み合わせられます。
ここに掲載したプレス用画像では、内装の例としてオレンジ色のアクセントを採用していますが、これは外観のブレーキキャリパーとマッチする彩色です。
テックアートではさらなる細かいカスタマイズの要望にも応えるとしており、パドルシフトまでレザーかアルカンターラ仕上げで注文できるということです。
ハンドルにも、標準車より小さめである直径360mmの新型「タイプ7・スポーツステアリング」を採用しています。
このグランドGTのボディーキットは、パナメーラのエントリーグレードから最高級グレードのターボS Eハイブリッドまで、どのモデルにも装着が可能だということです。
果たしてドイツでは、パナメーラのオーナーになる人のうちのどのくらいが、ここまでこだわったカスタマイズ仕様車を選ぶのでしょうか!?
Techart Pimps Up The Porsche Panamera With GrandGT Bodykit