新車で買って大丈夫?新車ではなく中古車をおすすめする理由と新車で損する車

エコやリサイクルという意識が高まる現代は中古の商品も多く流通してますね。最近ではネットでのフリーマケットも普及し、捨てずに売るという考えも一般的になったように思います。その中でも、特に「個人が売る」という概念が一般的なのが車ではないでしょうか。元の金額が大きいだけに、数年乗ってから売却しても十分に乗り換えに必要な資金になり得ます。中古車がポピュラーな中、新車を購入することは果たして是でしょうか。新車は本来の価値に大きく上乗せして販売されています。そのため、購入直後に価値がガクッと下がる車がほとんどです。今回は新車ではなく中古車をおすすめする理由と新車で損する車の種類を紹介していきます。

メーカーや車種によって異なる新車の値落ち

新車価格というのはディーラーなどから金額を上乗せされた状態で提示されているもので、本来の価値よりも高くなっていることがほとんどです。そのため、新車では値引きという販売手法が存在するのですね。ただ、値引きをするメーカーということは自ら車の価値を下げて販売しているメーカーということです。つまり、中古車相場はそれに合わせて暴落しますので値引きをするメーカーで新車を買うと、売却時に損をするなんてこともあります。その他にも、メーカーごとの販売構造や新車価格などによっても新車で損をしやすい車種というのが存在するので紹介します。

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高いからこそ値落ちしやすい値落ち代表ベンツ

ベンツは値落ちしやすいとよく言われています。輸入車全般に言えることですが、輸入車は国産車に比べて値引きされやすい傾向にあります。そのため、新車価格が高いのも相まって中古車相場は暴落してしまっています。また、ベンツと言えど国産車に比べると故障しやすく修理費が高いことも値落ちしやすい理由の一つです。

本社のノルマが厳しいBMW

BMWが値落ちしやすい理由はベンツと同様ですが、値落ちの理由にはもう一つその販売構造にあります。BMW本社が日本ディーラーへ課すノルマは非常に厳しく、ディーラーは販売台数を稼ぐために自ら新車を購入し、新古車として価格を下げて販売します。また、ディーラーは目標台数から見込みで新車を発注するため、駐車場には在庫車が溢れかえっています。そんな在庫車も売れないまま年月が経てば中古車として売り払われるため、必死に値引きをして販売します。中古車市場には新古車や値引きされた車が大量に流通し、デフレスパイラルに陥っています。

ジャガーも同様に

グレードやモデルチェンジによる値落ち

新車が購入後に値落ちする理由は他にもたくさんあります。ベースグレードは値落ちしやすいと言われていますし、モデルチェンジの早い車も比較的落ちやすいですね。やはり、これらの共通点と言えば新車時には人気だった車が売却時に需要がなくなることでしょう。ちなみに、トヨタの水素自動車であるMIRAIはその良い例です。

値落ちしてしまうなら中古車を賢く乗り換えていくのがおすすめ

もちろん、新車と中古車では好みが分かれます。どうしても中古が嫌という人もいれば、新車を買うのは損しかしないという人もいます。ただ、「中古」であることを特に気にしないのであれば圧倒的に中古車を選ぶべきです。短いサイクルで好きな車にコロコロと乗り換える。中古車を賢く乗り換えればそんなことが可能となるように思います。必要なのは「値落ちしない中古車を選ぶ」「売却時のマージンを削減する」この二つです。これさえできれば買った金額のほとんどそのままで売却し、車を乗り換えていくことができるでしょう。

中古車の乗り換えならこのタイミングだ

新車の乗り換えは7年がベストと言いますが、それはあくまでも新車の話ですよね。中古車を乗り換えていくスタイルであればどのタイミングがベストでしょうか。損をしない乗り換え方法をお教えします。

賢い乗り換えは購入時の見極めが重要

賢い乗り換えをするには購入時に車選びを失敗しないことが大前提です。故障や不具合の多い車を選んでしまったら修理費や維持費がかさみ、結果的に損をしてしまうからです。また、購入時に故障や修復歴に気づかずに、売却時になって初めて知るなんてこともありますから。中古車の状態を確認することは非常に重要です。