マスタングとカマロの違いは?

知れば知るほど似てない?

アメリカのマッスルカーと言えばマスタングとカマロの2台を思い浮かべる方も多いと思います。
そしてあまり違いがわからないという方もいると思います。
ただ詳しく知るとマスタングとカマロはかなり大きく特徴が違う事がわかります。
詳しく違いを見ていきましょう。

マスタングとカマロの歴史

マスタングは1964年の4月に販売が開始され、それに伴いカマロが1966年の9月に販売されました。
価格が似ている事やターゲットを若者にしているのでライバルとされました。
そしてこれがポニーカー戦争と言われるマスタングとカマロの戦いが始まりました。
1976年まではマスタングの勢いが強く、マスタングの販売台数がカマロを上回っていましたが、1977年からはカマロも追い上げて来ましたが現在まで販売台数で比べるとカマロは2003年から2010年まで販売を停止していた為マスタングに軍配が上がっています。

マスタング

マスタングは1960年代に販売されたマスタングのデザインをモチーフとしていて、インテリアもレトロな雰囲気の作りとなっています。
サイズは全長4785mmでエンジンはV8SOHCを採用しています。
排気量は5.2リッターで520馬力というハイパワー車です。
さらにクーペもしくはコンバーチブルを選択する事も可能で、エンジンのサイズも2.3リッターのエコブーストエンジンなど4種類から選択可能になっています。

カマロ

映画トランスフォーマーで採用されるなどしてインパクトがある再登場をしてきたカマロ。
デザインはマスタングと同じように過去のデザインをモチーフにしているが、現代風にアレンジしてデザインされています。
全長は4840mmでマスタングよりも少し大きめのサイズでエンジンはV8OHVを搭載しています。
排気量は6.2リッターとマスタングよりも排気量も大きめである。
他にも2リッター直噴ターボや3.6リッターDOHCも用意されています。
価格やターゲット層を見るとあまり違いがなく、やっぱり似ていると感じる方もいると思いますが、マスタングは車重を軽くし燃費と高出力を狙っているのに加えて伝統を今も守り続けていくというスタイルで作られているのに対して、カマロは昔のデザインの特徴を上手く残しつつ現代風にアレンジをして攻めのデザインをしています。
そしてボディサイズもマスタングよりも大きめのボディですが、パワーでぐいぐい引っ張っていくスタイルの車となっています。
ライバルと言われ、常に比較されている2台ですがどちらもその比較があるからこそ今の2台があり、これからも競いあって良い車を作っていって欲しいですね。