タイヤを長持ちさせる洗浄方法!

タイヤを複数持っていると、どうしてもひび割れや変色により、見た目も耐久性も落ちてしまいます。
そこで、少しでもタイヤを長持ちさせる洗浄方法をご紹介します。

洗剤はNG?水洗いが鉄則の訳

タイヤのゴムの中には製造段階で保護成分が含まれています。
この保護成分は車が走ることで生じるタワミによって、タイヤ表面へ徐々に出てくるような設計になっています。
タイヤが茶色く変色しているのは、保護成分が表面に出て劣化してきたサインかもしれません。。
洗剤には油分を落とす効果があり、せっかくの保護成分を取り除いてしまいます。
ですので、タイヤを洗う時は極力水洗いを心がけましょう!
それでも汚れが気になるときは、中性洗剤を水で薄めるとある程度の汚れは落ちます。
どうしても落ちない汚れのみ使用することをオススメします。

ワックスはタイヤを傷めていた? タイヤの黒さを取り戻す方法

色あせたタイヤを黒くするためには、ワックスを使うのが一般的ですよね。
そのワックス、 実はタイヤの寿命を縮めているかもしれません!
ワックスはタイヤの表面を削る成分が含まれているため、保護成分までも落としてしまいます。
また、中に浸透するタイプを使っても、表面の保護成分は落ちてしまうのです。でも、ワックスの効果により、ワックスが落ちるまでは表面が保護されます。
しかし、浸透することによって内部の保護成分は外に出にくくなってしまうため、ワックスが取れてからしばらくは紫外線による攻撃を直接受けることになります。
多くのタイヤメーカーは「市販のタイヤワックスを使わないで!」と警鐘を鳴らしているのが現状です。
どうしても使うのであれば継続的に、用法容量を守って使うことをお勧めします

ストックタイヤの保存 紫外線と乾燥からまもれ!

ズバリ紫外線を通さないカバーです!
ゴムは紫外線や、熱などによる乾燥から劣化してしまいます。
直射日光を避けられる場所(倉庫や車庫)に置き、紫外線カット効果のあるカバーをかぶせて保管することが望ましいと言えます。
熱による乾燥は、保護成分を気化させてしまうので、アスファルトやコンクリートなどの熱が溜まりやすいところは避けましょう。
あるいは、ホームセンターなどに売っている断熱シートを敷いた上にタイヤを置くのがオススメです。

最後に

人も物も、使わなければダメになってしまいます。
ですので、あまり長い間放置せず、定期的にタイヤを変えて走ることが大切です。
ガソリンスタントで空気圧を計り、空気が減っていればメンテナンスをして、空気圧減少による負担を軽減してあげてください。
少しでも長く安全に運転できるよう、タイヤの洗浄・保管方法を見直してみてはいかがでしょうか?