1500PSと500km/hのスピードメーターをひっさげ、新型ブガッティ・シロン現る!

この数字だけで驚いてはいけません。

これまで世界最速とされてきたスーパーカー、ブガッティ「ヴェイロン」 その新型モデル「シロン」について、詳細を推測してきた1年でしたが、ついにこのたびスペックが明らかになりました。 最高出力は1500PS、最大トルクが1600N・mという超ド級の性能です。 もちろん4WDで登場し、リミッター付きでも最高速度は419km/hという値です。 お値段は、なんと約3億円! こうした数字を目にすると、まるでビデオゲームに出てくるものであって、市販車ではないという印象すら受けます。 それでもブガッティによれば、500台分のシロンがすでに予約されているとのことです。

上記のようなウルトラパワーを達成するため、8.0リットルのW型16気筒エンジンも改良が加えられました。 4つのターボチャージャーは「ヴェイロン」のそれよりも大型のものとなっており、2ステージターボであることを同社は「シロンの注目ポイント」と銘打っています。 低負荷状態では2つのターボチャージャーだけが作動し、エンジン回転数3800rpmにて残りの2機が始動するように設計されています。燃料のインジェクターの数も、合計で32個を数えます。 また、車重軽減のため、チタニウムとカーボンファイバーが多用されています。例えば、新設計のエキゾーストシステム(エキゾーストパイプが6つもある)がチタニウム製で、エアインテークチューブやチャージエアシステム、チェーンハウジングなどはすべてカーボンファイバー製となっています。 デザインについても、事前に公開されていた「ヴィジョン・グランツーリスモ・コンセプト」からさほど変わらない姿でデビューすることになり、期待を裏切らないルックスになっていると言えるでしょう。

そのボディー自体もカーボンファイバーで仕上がっており、ヴェイロンと比べ、約8.2kg軽量化していると発表されています。 インテリアも、外装に劣らず素晴らしい出来映えで、息をのむほどの品質を見せつけます。 Accuton社が開発したサウンドシステムによって、ブガッティは「世界最速のコンサートホール」とすら表現できるクオリティーの持ち主でもあります。 そして、スピードメーターのチェックも忘れてはなりません。 なんと、500km/hまで刻まれているのです! さて、ほかにもシロンについて書くべきことはたくさんありますが、このあたりで置いておき、まずは皆さんのイメージを膨らましていただきましょう。

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