ライバルなのにどこか似てる…BMWとメルセデスの、かなり意外な「共通点」!?

BMWとベンツが似ているのはデザインだけじゃない

BMWとメルセデスベンツと言えば、ドイツの2大勢力であり、高級車市場で長年競い合ってきた永年のライバル同士でもあります。 ところでそのモデルラインナップを見渡してみると、お互いを出し抜くクルマを造っているはずのところ、実はそれぞれ似通ったモデルとなっていることに驚かされます。 例えばBMWの「X6」とメルセデス「GLEクーペ」を比べてみるだけでも、それは充分に理解できます。 しかしこの類似性は、単なる偶然によって形成されたものではありません。 また、単にデザインやルックス上での共通点が多いというだけでもないことが、『ロイター』が引用したとあるインタビューで明らかになりました。 BMWがメルセデスと主幹部品を共同で買い付けようという、大きな計画を持っていることが分かったのです。

実は9年前から「一緒に」部品を買っていた両社

BMWの部品調達担当責任者、マークス・デュースマン氏は「それはこれまでにも長らく議論されてきたことで、我々は合同でもっと多くのコンポーネントを購入しようと話し合っています」と述べています。 ただし、それでどれくらいの資金がセーブできるのかなど、詳細は明かされませんでした。 この2社が共通部品を同時に買うというのは、実は初めてのことではありません。 「ブランドに影響を与えない」ような部品群、すなわちタイヤやシートのフレームについて、両社はすでに2008年から共同購買を始めています。 それに続く購買対象としては、自動運転技術やバッテリーなどが挙げられています。

さらには、他メーカーも関係しているらしい!?

「我々は、すべての大手メーカーと話し合いの場を持っており、モデルの世代に応じて共同購買に関する決定を行っています」とデュースマン氏は明言してます。 これまでも、自動運転車に関してのメーカー同士の共同開発はニュースになってきましたが、この一件はまさに「協業」に乗り気であるメーカーの態度を示すものと言えましょう。 ユーザーとしては、BMWとメルセデスは完全に内容もキャラクターも別ものだと考えたいところですが…、これまで抱いてきた印象ほどには違っていない、というのが実情なのかも知れません。

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