【金丸悠:Road to F1】World Series Formula V8 3.5 第3戦 モンツァ

5月は人生で1番忙しい1ヶ月だったんじゃないかというくらいレースがとても多い1ヶ月でした。今月は4週間のうちの3戦もあったので、バルセロナの自宅に帰る時間を作ることができず、スパ・フランコルシャンでレースを終えた後はベルギーからイタリアへと直接移動するしかありませんでした。

そんな厳しいスケジュールの中ではありましたが、ワールド・シリーズ・フォーミュラV8 3.5の第三戦に出場するためイタリアのモンツァに移動する直前、母校があるスイスに立ち寄りました。TASISという学校でルガノというスイスとイタリアの国境近くにあるので、短い滞在時間でしたが、当時の先生たちや第二の故郷の空気を感じれ、とても貴重時間が過ごすことができました。

過去の2戦の結果に納得がいかずイライラしていた部分もあったので、モンツァのレースに参加する前に第二の故郷に立ち寄れる時間を作れたのは今回のレースに繋がる大事な時間の使い方だったと思います。

Related Post

5月12日 金曜日

最初のテスト走行で僕らのマシンがとてもいい状態にあることがわかり、後は繊細なチューニングを行えば表彰台を狙えるのではないかと感じました。 しかし、いくつかのコーナーで少し雨が降っていたためコンディションはかなり難しかったのですが、僕らのタイムはかなり良い物でした。 この状態を維持できていたので、僕らは次の日の第二予選と第一決勝を楽しみにしていました。

5月13日 土曜日

第二予選では5位にしかつけることができず、なぜ前日からペースを落としたのかわかりませんでした。データをチェックしてみると僕自身いくつかのミスを犯していたことがわかったのですが、前日の第一予選のときから路面コンディションが変わっていたことに対するチューニングが上手くできていなかったようにも思います。 第一決勝では非常に残念だったのですが、グリッドに並んでいる段階でマシンに搭載している消化器が勝手にオフになってしまうという症状が出ており、レースを走ることもできずにピットに入らざるを得なくなってしまいました。 チームに非がある症状でもなかったので、ただただ不運だったとしか言えませんでした。

5月14日 日曜日

朝から今日こそシーズン初期からあった負のサイクルのようなものを断ち切り、第二決勝で結果を出さなくてはならないと感じていました。 そして、その日の結果から申し上げますと、その日、僕らは3位で終わらせることができ表彰台に立つことができました!!

チームはピットストップでも最高の仕事をしてくれ、マシンはレース全体を通して非常に早いペースを保つことができました。最終ラップではリアサスの不具合によりマシンコントロールを失いそうになった局面もありましたが、3位を維持することができました。チームにとっては2人も表彰台に上げることができたこともですが、ホームトラックで良い結果を出せたことも大変満足の行く結果だったと思います。 これまで応援してきてくれた方々に感謝したいと共に、ここからが始まりだと確信を持って言えます。この勢い、この空気を次のヘレス・サーキットまで維持していきたいと思います。

最高の仕事をしてくれたチームのピットストップは以下からご覧ください

PS. 5月13日は僕のバースデーでした。チームに特大ケーキでお祝いしてもらいました! RP Motorsport!ありがとう!

金丸ユウのスポンサーショップがオープンしました!!

これまでも色んな方々に「サーキットまで行って応援したい」だとか、「何かできることあったら言ってな」というお言葉をいただいて来ました。そういう気持ちを持っていただくだけでも日々感謝ですが、その気持ちに対して何かお応えできればと思っていました。 そんな互いの気持ちを察し、より簡単に行動に起こしやすいようにと、Ancarさんがスポンサーショップを作成してくれました!! 僕が皆様の気持ちに応えてお返しする方法はレースの結果以外にありません。そのため、自分の全てをかけてF1の表彰台に立つという夢を叶えたいと思います! そこまでの道のりを皆様の名前と共に駆け抜けて行きたいと思っていますので、引き続きのご支援・応援のほど、宜しくお願い致します!! 一緒にF1の表彰台を目指しましょう!

yukanamaru