イギリスで復活された、1972年製トヨタ クラウン デラックスが渋すぎる!

イギリスで復活された、たった2台だけのトヨタ クラウン デラックス

トヨタ クラウン デラックスの復活劇は、BMW M1などのモデルに比べて魅力的には聞こえないかもしれません。 しかし、この1台はどうでしょうか。イギリスで復活されたクラウンデラックスには、ストーリーが隠されていました。

クラウン デラックスの軌跡

1972年、トヨタ クラウン デラックスは、イギリスで生産されたラインナップの中で最もラグジュアリーなモデルでした。 所有者であるペルシー・コール氏は、2303ユーロ(28万円)でクラウン デラックスを買ったと言います。現在の価格では、$36,800(420万円ほど)。 そんなクラウンデラックスが、40年の時代を経て、孫の手によって復活されました。

まだまだ現役?どのように整備されてきたのか?

クラウンデラックスの保存状態は良く、これまで乗ってきた中でも時速50キロ以上の速度で走っていなかったようです。 1972年製クラウン デラックスは、2.6リッターガソリンエンジン搭載、最高出力140hp、最大トルク164 lb-ft で、今までの走行距離は約96600kmということで、30年以上経っている車としては低走行距離なのではないでしょうか。 最終的に、購入者であるペルシー・コール氏の息子によって10年間保存されていました。

トヨタ クラウン デラックスを復活させるための莫大な修理代

錆びれたバルブ、ねじれたドラムブレーキ、さらには、エンジンマフラーには穴があいていたそうです。 売りに出そうとしたときには、クラウン デラックスは修理の必要がありました。 そんな折、クラシックカーマニアのロビン・シェパード氏が噂を聞きつけ、修理に取り掛かりました。 奇遇だったのが、ロビン・シェパード氏の親友が元々の所有者の孫だったのです! そして、クラウン デラックスは、イギリスでたった2台の公道車として、見事に生まれ変わりました! 生産が終了しているため二度と増えることのない、こういった車は皆で大事にして、後世に残して行きたいものですね。

Why Can’t Toyota Build New Cars As Cool As This Rare Crown De Luxe?