テスラから発表されたサイバートラックは先進的すぎるデザインや発表会での強化ガラス事件など、いい意味でも悪い意味でも有名になってしまいましたが、サイバートラックはなぜネタにされているのでしょうか。車としてのスペックはとても高くエンジンを搭載している車では出せないような馬力を生み出して今まで不可能であった重さのものを運んだり牽引できる可能性を持っています。デザイン面では歴史は繰り返されると言わんばかりの角ばったデザインをしており、かつて販売されていたデロリアンの面影が見えるような気がします。今回は未来からやってきたテスラのサイバートラックについて紹介していきたいと思います。
テスラのサイバートラックとは?
テスラの発表したサイバートラックは一体どのような電気自動車なのでしょうか。細かいスペックやどのような可能性があるのか紹介していきたいと思います。
テスラ・サイバートラックのスペック
サイバートラックはテスラの販売するトラックですがスペックがとても高くトラックとは思えないような性能を持っています。More performance than a sports carという日本語でスポーツカーよりもパフォーマンスがあるというキャッチフレーズを掲げているだけあり、大きな車体から想像もできないような性能を発揮します。サイバートラックの最上位グレードである TRI MOTOR AWDは約0-97km/hの加速が2.9秒以下と言われています。このスペックはポルシェタイカンの持っている2.8秒という記録と同等の結果であり、スポーツカーと同等もしくはそれ以上の性能を持っていることがわかります。
電気自動車としての性能も高く、詳しい情報はまだテスラから発表されていません。しかし発表されている一度充電してから容量が無くなるまでに走れる距離が一番下のモデルで400kmから一番最上モデルで800kmと現在販売されている電気自動車の中でもずば抜けています。もし日本でサイバートラックを利用した場合、東京から名古屋までの間を一度の充電だけで往復してもまだ十分に走るだけの電力が余っています。バッテリー性能だけ見てもガソリン車では超えられなかった壁をようやく電気自動車が超えてきたように感じます。
テスラ・サイバートラックの未来的なデザイン
テスラ・サイバートラックのデザインは他の自動車メーカーでは企画段階で却下されそうなデザインをしています。もちろんいい意味で野心的なデザインで、まるでSF映画のブレードランナーに登場しそうなデザインをしており、かつて思い描いていた未来の車が登場してくれたと感じます。また、テスラ・サイバートラックのデザインは角ばったデザインをしており、かつて丸みを帯びた車からハコスカのような角ばったデザインの車が流行ったように歴史は繰り返すものであると感じさせられます。超硬30X冷間圧延ステンレス鋼を使用したテスラ・サイバートラックはバック・トゥ・ザ・フューチャーで有名になったデロリアンのデザインを彷彿とさせるデザインとなっています。このテスラ・サイバートラックのデザインは筆者の大好きなHaloシリーズに登場する国連宇宙軍の軍用車両であるワードホグにインスパイアされたものであり、筆者の心は鷲掴みされています。欲しい…。
サイバートラックはネットでネタの嵐
サイバートラックの発表会もある意味ネタにされていますが、時代の先を行きすぎたデザインやコラージュ画像の作りやすさからかなりいじられています。筆者ははじめ見たときPS1のゲームに出てくる車のようなデザインをしていて、なんだか合成のように感じ違和感を感じていました。あながちその感覚は間違っていないようで様々な人が写真をアップしています。そんな中からサイバートラックの少しだけ紹介していきたいと思います。
The evolution of the truck is here. Guaranteed shatterproof 😬 pic.twitter.com/RocTEkzzwI
— LEGO (@LEGO_Group) November 27, 2019
LEGOはサイバートラックを少ないパーツで再現し話題となりました。少ないパーツながらサイバートラックとわかるような加工の仕方がうまいですね。踏んだらめちゃくちゃ痛そうです。
Just leave this here #Cybertruck pic.twitter.com/sW7S6pxYN7
— Alex Costiug (@AlexCostiug1) November 22, 2019
サイバートラックのデザインはまるで1990年代のゲームに出てくるようなデザインをしており、海外では低ポリゴンかよと言われています。筆者的にはかつて任天堂が販売していたスーパーファミコンのソフトとして販売されていたワイルドトラックスのようなデザインに感じます。サイバートラックの動画が何本か公開されていますがデザインのせいか合成に見えてしまいます。
I want to buy the @Tesla #Cybertruck
It’s a canvas of potential art #pimpmyride cybertron edition @MTV @elonmusk pic.twitter.com/9FDwgUZPKd— BossLogic (@Bosslogic) November 25, 2019
サイバートラックのボディはシンプルですが一体となっているのでパーツを変更するような大掛かりなカスタムは難しいですが、スキンのカスタマイズ性が高いのではと予想できます。このコラージュ画像ではどれも違和感ないデザインに変更されていますが、筆者的にはバック・トゥ・ザ・フューチャー風のアレンジやHaloのワードホグ風アレンジが気に入っています。
防弾ガラスの特性とは?
今回行われたテスラのサイバートラックのプレゼンで割れない防弾ガラスとして紹介されたガラスが割れてしまうハプニングが起き、テスラの株価が大幅に下がるという事故がありました。それに反してサイバートラックの注文は好調なようです。今回は話題になった防弾ガラスについて紹介していきたいと思います。
本来の防弾ガラスの役割
通常の防弾ガラスはガラスやポリカーボネート、ポリビニルブチラール、ポリウレタンといった素材をラミネート構造にして作られているものです。弾丸が飛んできた際に生じる衝撃でガラスが破損しラミネートされたプラスチックなどが衝撃を吸収する事で貫通を防ぎ防弾性を保っています。通常の防弾ガラスのデメリットは弾丸は防げるものの、一度弾丸が当たるとガラスが割れてしまい視界が奪われてしまうという点です。また、被弾時にガラスの破片が飛び散り内部に被害が広がる可能性があります。
テスラの防弾ガラスの特性
テスラの防弾ガラスは従来の防弾ガラスのデメリットを克服したものです。防弾ガラスの耐久度を向上させる事でガラスが割れるのを事前に阻止し、防弾ガラスが割れて視界が奪われるのを防ぎます。しかし、テスラのサイバートラック発表会では防弾ガラスに向けて鉄球を投げたら防弾ガラスが簡単に割れてしまいました。この影響で株価は6%下がってしまい、イーロン・マスク氏の資産830億円が消失してしまいました。しかし、発表会の後イーロン・マスク氏はこの問題の理由が解明したと話しており、防弾ガラスが割れたのはハンマーでボディを叩いた影響だとしておりそのまま鉄球を投げていれば割れなかったと語っています。