【フォルクスワーゲンの魅力】「安い」だけでなく「走り」にもある!

私は以前、フォルクスワーゲンの専属ディーラーにて整備士として勤務していました。 近年フォルクスワーゲンは開発段階での不正が発覚し、著しく評価を落としてしまうキッカケを作ってしまいました。 この問題がキッカケで、国内においても「ワーゲン離れ」が進んできているような気がしています。 ワーゲンは輸入車の中でも安価に購入できるブランドの一つですが、魅力はそれだけではありません。 良い機会ですので、このブランドの魅力を自分なりにお伝えしようかなと思います。

国内のシェア率は圧倒的

フォルクスワーゲンは時の権力者の、「国民車構想」から端を発したブランドです。 自動車の発展に大いに尽力してきたこのブランドは、昨年はメルセデスベンツにその座を渡してしまいましたが、トータルのシェア率では、まだまだ№1といっても良いでしょう。 そんなフォルクスワーゲンですが、私の一番好きなモデルがコチラ

GTIシリーズ

フォルクスワーゲンのメイン車種に与えられるこのスポーティモデルは通をうならせる工夫がなされています。 特に、ポロやゴルフに代表されるメイン車種の中央部分に飾られた、赤のラインがシンボルとなり、最近の国産車にも同じようなデザインが採用されています。 ポロ、ゴルフともに言えるのは、軽量コンパクトなボディに、直噴エンジンにターボを掛け合わせた「TSIエンジン」が魅力で、非常にトルクフルな味付けがなされています。 勿論、高速域での安定性は言わずもがなです。 この車の魅力は直線ではなくコーナーで進化を発揮します。 電子制御化されたデファレンシャルギアを採用し、コーナー途中での空転を防ぎ確実に路面にパワーを伝える仕様になっており、非常に安定します。 これのおかげで、悪天候時やスリッピーな路面に対しても「踏ん張りの効く」安心してドライブを楽しめるような車になっています。 輸入車の入門にも適切な車だと思っていますので、初心者の方にもお勧めです。