日本の免許だけ?国際免許がいらない7つの国|ハワイ・スイス・ドイツ他

海外で運転したいと感じたとき、みなさんはどうしますか?多くの人は、国際運転免許を取得しようと考えるでしょう。実際、国際運転免許を取得すれば、ほとんどの国で運転が可能です。しかし、世界の国の中には、日本の免許だけで運転できる地域や、国際運転免許を取得していても運転できない国が存在します。

今回は、国際運転免許証が適用される国と日本の免許で運転できる地域における注意点を紹介します。

国際運転免許証とは

国際運転免許証とは、1949年に締結されたジュネーブ条約における「道路交通に関する条約」に基づき、自分が運転免許を持つ国や地域以外での運転を可能にする許可証です。ただし、国際運転免許証は日本の運手免許証と一緒に携帯することで有効となるため、海外で運転する際は日本の免許証・パスポートと一緒に携帯する必要があります。国際運転免許証は、あくまで許可証のため、単体では効力を発揮しないことを覚えておいてください。

ジュネーブ条約加盟国で運転可能

ジュネーブ条約とは、国際運転免許の規定など道路交通に関する世界規模の条約です。そのため、国際運転免許が有効となる国は、ジュネーブ条約加盟国となります。ジュネーブ条約は、2019年3月現在では95か国と13以上の特別行政区が加盟しています。

加盟国以外でも運転できる?

ジュネーブ条約は、先進国であれば必ず加盟していると思われがちですが、ドイツやスイス、中国といった国は加盟していません。しかし、ドイツやスイスでは、ジュネーブ条約に加盟していないものの、運転することは可能です。
それは、利便性の追求のため2国間の条約や独自の法律により、日本の免許証とその認証翻訳があれば運転が許可されているからです。ただし、中国においては運転免許に関する条約が存在しないため、国際免許を取得したとしても運転はできません。

認証翻訳の取得方法とは?

先ほど、ドイツやスイスでは日本の免許とその認証翻訳が必要だと紹介しました。日本の免許証が必要なのは、言うまでもありませんが、認証翻訳は日本語がわからない役所の人のために所持します。
海外では、日本語を理解できる人は少なく、公的な証明書である運転免許証をその場で翻訳することは難しいです。そのため、ドイツやスイスといった国際運転免許が必要ではない国でも、取得する必要があります。
取得方法は、それぞれの国により異なりますが、基本的には以下の2つです。

<取得方法2パターン>

① 取得したい国の認証翻訳資格を持っている人に依頼
② 日本大使館・駐日外国総領事館に依頼

国際免許なしで運転できる7つの地域と注意点


国際運転免許証がなくても運転できる7つの地域において、日本の運転免許証で運転できる期間や、運転する際に注意することを紹介します。

場所①:ドイツ

ドイツ国内での運転は、日本の免許証とそのドイツ語翻訳となる認証翻訳を所持することで、可能です。
認証翻訳の代わりとして、国際運転免許証も認められています。ただし、有効期間は6か月以内に限るので、6か月以上滞在する場合は、ドイツの道路交通局に届け出を出して、運転免許証をドイツ語に書き換える必要があります。

制限速度に注意しよう

ドイツで運転する時は、制限速度に注意しましょう。
日本では、制限速度が低めに設定されているため、一般道でも高速道路でも、制限速度を超過している人は多く存在します。しかし、ドイツの制限速度は一般道が100km/h、市街地は50km/hと高めに設定されているため、ほとんどの人が制限速度を守ります。
制限速度を守らない行為はモラルに反する上に、厳罰対象のため制限速度を超えないように気を付けましょう。

場所②:スイス

スイス国内での運転は、日本の免許証とそのスイス語翻訳となる認証翻訳を所持することで、可能です。
認証翻訳の代わりとして、国際運転免許証も認められています。ただし、有効期間は12か月以内に限るので、1年以上滞在する場合は、スイスの道路交通局に届け出を出して、スイスの免許に書き換える必要があります。発行には、1か月以上かかるので早めの申請をおすすめします。

昼間でもライトを点灯させよう

スイスで運転する時は、ライトの点灯に注意しましょう。
スイスでは、日中の明るい時間帯でも運転する際は常にライトの点灯が義務として定められています。これは、歩行者を第一とする考え方からで、少しでも事故を防ぐことにつながります。また、ライトのつけ忘れは厳罰対象であり、昼間で40フラン(約4700円)、夜間やトンネル内では60フラン(約6800円)の罰金が科せられます。

場所③:台湾

台湾は、繁体字中国語の認証翻訳を所持することで、運転が可能です。
有効期間は12か月のため、1年以上滞在する場合は台湾の免許証を取得する必要があります。ただし、台湾から出境し再度入境した場合は、再入境から1年となります。

スクーターに注意しよう

台湾で運転する時は、スクーターの存在に注意しましょう。
台湾は、スクーターがとても多いため、スクーターの巻き込み事故に気をつけましょう。特に、通勤時間はスクーターで道路が溢れかえるため、クルマは明確に意識表示する必要があります。右左折をする際は、日本よりも早めにウィンカーを出し、停車する時はハザードを出すことを心がけてください。また、クルマのドアを開ける際も後ろからスクーターが来ていないことを確認することを忘れないようにしましょう。

場所④:ハワイ

ハワイは、1年以内であれば日本の免許証だけで運転が可能です。
しかし、ハワイの警察官の中には日本の免許証を理解できない人もいるため、無用なトラブルを避けるためにも英語の翻訳認証もしくは国際運転免許証を取得することをおすすめします。また、ハワイでレンタカーを借りる際は免許取得から1年以上が経過していること、ドライバーが21歳以上である必要があります。

赤信号には注意しよう

ハワイはアメリカ領土のため、アメリカ本土の交通ルールが適用されます。その中でも、赤信号においては右折が可能なことは、日本人にとって馴染みにくいでしょう。ただし、標識やスクールタイムによっては赤信号での右折ができないので注意が必要です。

場所⑤:グアム

グアムは、30日以内であれば日本の免許証だけで運転が可能です。
しかし、グアムの警察官の中には日本の免許証を理解できない人もいるため、無用なトラブルを避けるためにも英語の翻訳認証もしくは国際運転免許証を取得することをおすすめします。また、グアムでレンタカーを借りる際は免許取得から1年以上が経過していること、ドライバーが21歳以上である必要があります。

雨の日の運転に注意しよう

グアムの道路は、サンゴ礁を混ぜて作っているため、雨の日はタイヤが滑りやすくなります。グアムは日本ほど、雨の日はありませんが、雨の日に運転する時は速度を落として安全運転で走行しましょう。

場所⑥:サイパン

サイパンは、30日以内であれば日本の免許証だけで運転が可能です。
しかし、サイパンの警察官の中には日本の免許証を理解できない人もいるため、無用なトラブルを避けるためにも英語の翻訳認証もしくは国際運転免許証を取得することをおすすめします。また、サイパンでレンタカーを借りる際は免許取得から1年以上が経過していること、ドライバーが25歳以上である必要があります。

道路標示に注意しよう

サイパンは、日本の道路と異なり整備されていない道路が多く存在します。そのため、道路標示がわかりにくかったり、夜間など暗い時間帯の走行ラインが見えにくいことがあります。そのため、走行ラインがわからず接触事故を起こしてしまう日本人観光客も多くいます。サイパンで運転する際は、道路標示に気をつけながら走行ラインを常に意識しましょう。

場所⑦:カリフォルニア

カリフォルニアは、アメリカ本土でありながら国際免許は必要なく日本の免許証のみでの運転が可能です。
しかし、カリフォルニアの警察官の中にはこのシステムを理解できない人もおり、他の州に侵入してしまった時のことを考え、翻訳認証もしくは国際運転免許証を取得することをおすすめします。

FAST LANEに注意しよう

カリフォルニの高速は、日本のETCのように料金が自動で支払われるレーンが存在します、しかし、FAST LANEに対応した機器が備わっていないクルマで通過すると50ドルの反則金納付書が送られてくるので注意してください。

日本の免許を活用しよう

今回は、日本の運転免許で運転できる海外の国や地域について紹介しました。日本の運転免許だけで運転できる地域は多く、海外での運転はより身近になっています。ただし、どこの国でもその国に合わせた交通ルールがあることを忘れずにドライブを楽しんでください。

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