ポルシェが中国で新型5モデルを続々投入!その「攻め」の戦略とは?

アメリカを抜いて中国がポルシェの「最重要市場」に!

アメリカ市場がポルシェにとって重要なマーケットであることは今後も変わらないはずですが、今の同社最大の市場の座に君臨するのは実は中国なのです。

ポルシェにとっての中国は、地域別販売台数でかなりのウェイトを占めているうえ、市場の伸び率も高レベルを保っています。

これにはクロスオーバーモデル「マカン」の成功が大いに関係しているものの、さらに中国での存在感を高めるため、ポルシェは今年春の上海モーターショーにおいて、5車種もの新型車を披露しました。

 

パナメーラ、911の中国市場向け新型モデルとは

その1つ目は「パナメーラ・スポーツ ツーリスモ」(写真上)です。

こちらは3月のジュネーヴですでに公開されています。 そして、680PSという弩弓のスペックを誇る「パナメーラ・ターボS Eハイブリッド」。 このクルマは中国専売モデルとして、ロングホイールベース仕様で登場してきました。

しかし、「お抱えのドライバーに運転してもらうのに、なぜそんなハイパワーが必要なのか?」というユーザー向けには、より控えめなスペックのモデルとして、330PS版の「パナメーラ・エグゼクティブ」も用意されています。

こちらはレーストラックでの競争力…というよりは上級志向に重きを置いて、レッグルームの広さとゴージャスなインテリアを強調としたものとなっています。

逆に究極のスポーツ性を求める人には、「911GTS」および「911・GT3カップ」というレーシング仕様もきちんと準備されています。

ちなみにこの2つの911は、中国では初披露となりました。

 

高級路線・スポーツ路線・SUV…ついにポルシェもフルラインナップ戦略の時代に

このように、高級路線とスポーツ路線を明確に区別したポルシェの戦略は、中国市場がいかに多様性を持っているかを示しています。

「後部席の足もとの広さ」が中国で売るためには重要な要素であるため、ロングホイールベース仕様がハイライトとなってはいますが、それに加えて近年は政府も都市部のスモッグ対策を重点化しているため、ハイブリッドなど電動化車両も重要な存在となりつつあります。

一方、若年エリート層のユーザーの間では、911シリーズや「718ボクスター」「ケイマン」などのスピード感やスタイルも人気の理由となっています。

さらに、中国も例外ではなかったSUVブームもあり、前述のマカンや大型のカイエンがしっかりユーザーを囲い込むことに成功しています。

こうして、一部には日本で見られないモデルがあるのは残念ですが、今後のポルシェの躍進を示す事例として、興味深い話題と言えるでしょう。

Porsche Unveils Five Models For China In Shanghai Following Record Sales

 

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