2年に一度は必ずくる車検…安く抑えるにはどうすればいい?|ベテラン整備士が教えます!

自動車を所有するうえで一番掛かる費用とは?と聞かれれば勿論車検でしょう。 価格は車体によりまちまちですが一般的に10万円~20万円前後で推移致します。 なぜこれだけの値段に開きがあるのでしょうか? 最も安く済ませる方法はないのでしょうか?

ディーラー車検の値段が高いのはナゼ?

自動車業界で従事する整備士には整備協会で定められた作業時間に対する報酬が定められています。 これを基に工賃が決定するのですが、元々ディーラーはこの値段の単価を高めに設定してあるのでそれが故に料金が高くなる部分があります。 また、車検と言えばセット料金になっており、つまりこみこみの金額が制定される場合が多いです。 従ってこのセット料金=車検を通しただけで何も交換部品が発生しなかった場合、価格が一番安い状態と言えるのです。 しかし、普段からメンテナンスを行っていない車両は高い確率で交換整備が必要になる箇所が1、2か所は必ず発生します。つまり、工賃が高い上に追加整備でパーツ交換などすると、高い工賃+パーツ費用の重なりで高くなるわけです。 この基本工賃が安い工場を見つける事が出来れば追加整備が発生した場合でも価格を抑える事ができ且つ元々の車検代金自体も安いのでトータルでディーラーに比べれば料金が安くなるという仕組みです。

どうしても費用を抑えたいなら、ユーザー車検が一番安い

ユーザー車検はご存知でしょうか? これは文字通り、自分自身で車検を通すという方法です。 メリットも大きい反面デメリットも大きいと言う所が特徴として挙げられます。 メリットは前述でお伝えした通り料金が安くなります。 ただ、メリットという面ではこれのみです。 デメリットとしては運輸支局での持ち込み検査となり、時間の拘束、そもそも自動車の知識が無ければ通すことが難しく一般の方には難易度が高いという所が挙げられます。時間の拘束に関していいますと、慣れない方だと、通すためにやらなくてはならないこともありますし、丸1日費やす必要があると考えていただいた方がいいかもしれません。また、2年に1度プロに見てもらうという行為を避けるため、安全面の部分に少しの不安を抱えることになるのではないかと思います。

では、どのようにするのが結局はいいのか?

ぶっちゃけた話、車検で点検する項目は個人で行おうが業者に依頼しようが同じな訳です。 つまりディーラーも町工場も個人で車検に出す際も点検個所はまったく同じなので、高い料金をかける必要が無いっていうのが私見です。 勿論、価格の高いディーラーにはそれ相応のメリットがあります。 その車に特化した知識と技術がデータバンク化されているので、壊れやすい所をあらかじめリカバリーしてくれ、それをピックアップし伝えてくれ且つその修理整備履歴を全国のディーラーで情報共有しカルテ化しているので旅先での思わぬ故障にも変わらぬサービスでバックアップしサポートしてくれるのがディーラーです。 結論としては、価格の高い車検は非ディーラーで行い、散発的に発生する故障や不具合はディーラーで検査してもらう…そういう上手な付き合いが出来れば一番損はそないんじゃないかと思います。

大事なのは費用と安全性のバランス

日本の車の状態が非常に良いというのが世界的に有名ですが、車は命を乗せるものですので、安さを求めてあまりにずさんな管理をするのは決してオススメできません。 しかし、気持ちよく車を所有していこうと思うと維持費をセーブしたいというのも当然でしょう。 そのためにも、国産車は比較的簡単に見つかると思いますが、特殊な輸入車の場合などは特に、コストも含め相談できる主治医のような整備士を1人見つけておくのがいいかもしれません。

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