最強の高級本格オフローダーは?!メルセデス・ベンツGクラスvsレクサス LX

最近の車市場を大いに賑わせているSUV。その中でも高級SUVという分野は群を抜いて人気があります。そしてさらにそ中でもトップを走っているのがベンツのGクラスとレクサスLXです。この高級SUV分野を制す車は車市場を制すと言っても過言ではないでしょう。そこで、今回は最強をオフローダーは果たしてどちらなのか、ベンツのGクラスとレクサスのLXを比較していきます。

現役軍用車両の民生版、メルセデス・ベンツGクラス

元々、オーストリアの軍用車両メーカー、プフ・シュタイアとメルセデス・ベンツの共同開発で生まれた、NATO(北大西洋条約機構)軍制式の軍用車両がベース。

かつては「ゲレンデヴァーゲン」と呼ばれ、同じく軍用トラックの民生版ウニモグと同様、タフなオフローダーとして知られており、いわばジープやハマー、トヨタ メガクルーザーなどと出自を同じくする車種です。

メルセデス・ベンツのバッチをつけているので高級車扱いはされていたものの、現実には軍用車両そのものであったため「決して高級車と思って乗るべきでは無い」と言われていたこともありました。

しかし、マイナーチェンジやモデルチェンジを重ねるたびに内装が豪華になるとともに、一般乗用車としての快適性も向上していき、現在のGクラスはフルタイム4WDを採用したクロスオーバーSUVに近い駆動システムに至っています。

とはいえ、軍用車両としてのノウハウをつぎ込んだ6輪駆動モデルの限定生産など、商品性に直結する本格オフローダーとしての能力は未だに維持されているのも特徴です。

 

ランドクルーザーの高級版、レクサスLX

数種類あるランドクルーザーの中でも、もっとも豪華高級路線で進化してきたタイプの現行モデル、200系ランドクルーザー(以下、ランクル200)のレクサス版高級SUVがLXです。

日本仕様ではランクル200より1ランク上のエンジンやミッションを採用しているほか、外装にはレクサス車のアイデンティティであるスピンドルグリルを採用。

3連LEDヘッドライトユニットや、衝突被害軽減ブレーキなどを組み込んだ予防安全パッケージ「Lexus Safety System +」を搭載しており、トヨタ系SUVの旗艦といって良い豪華メカニズムおよび内外装が施されています。

価格も特別仕様車を除けば最高で約683万円のランクル200に比べ、LX570は1,100万円。

ベースはランクル200とはいえ、装備面や組み立て精度、素材の品質などの違いで、実際には全く別の車と考えても良いでしょう。

 

GクラスとLX、その共通点は?

LXはその源流をたどれば警察予備隊(現在の陸上自衛隊)向け車両にたどりつくとはいえ、それ自体は軍用車両出身というわけではありません。

世界各地でタフなオフローダーとして、あるいは軍用車両として活躍しているのは、同じランクルでも別の系譜、ランクル70系となります。

ただしGクラスも現行の民生用ロングボディモデルとショートボディの軍用では仕様に差があり、両者は「タフなオフローダーのイメージを利用した、ワイルドな高級車」という意味で共通です。

どちらも騒音など快適性では劣るものの信頼性の高いトラック用のパートタイム式4WD駆動システムではなく、乗用車向けに近いフルタイム4WDを採用しているところも、その商品としての思想は同じだと思っても良いでしょう。

バリエーション豊富なGクラスに対し、さらなるステイタス性が求められるLX

一方、バリエーション展開の点で、さらなる高級化の要望にどう応えられるかという点で、両者にはかなり差があると言って良いでしょう。

Gクラスは245馬力の3リッターV6ディーゼルターボ搭載のG350dがベーシックで、その上に421馬力の4リッターV8ツインターボを搭載したG550があります。

しかし、さらに上には571馬力の5.5リッターV8ツインターボ(AMG G63)、あるいは630馬力の6リッターV12ツインターボ(AMG G65)といった化物じみたパワーユニットを搭載したメルセデスAMGのモデルが控えており、分厚いグレード構成です。

対するLXのエンジンラインナップは386馬力の5.7リッターV8のみで、メーカーオプションもサウンドシステムや後席のエンターテイメントシステムなど、それほど豊富なわけではありません。

パッケージオプションなどでユーザーの望みに応じた「特別な1台」を演出するのはGクラスの方が得意とするところで、LXはどうしても「Gクラスより少し安い」(とはいえG350dより若干高いのですが)という点をアピールポイントにせざるをえないのではないでしょうか?

そうした意味では、LXにはランクル200との価格差に応じたわかりやすいアピールポイントがもう少し欲しいところで、高級車に求められるステイタス性ではGクラスの圧勝でしょう。

あとはGクラスの「いかにも無骨な軍用車両上がり」というスタイルをどう考えるかですが、そこに難を感じるユーザー向けに、大型高級クロスオーバーSUVのGLSクラスを準備してあるところも、メルセデス・ベンツの強みです。

 

両者の乗り心地で比較

レクサスLXの乗り心地は、その大きな排気量やエンジンの大きさを考えると、あまり走っていて楽しい車ではないかもしれません。

エンジンは大きいのですが、その分車体の重量も2730kg相当重くなっているため、加減速を繰り返すところでの走行はもっさりとした走りとなってしまっています。また、ラダーフレームを採用しているため、少しの段差でもブルブルと震えてしまうのも乗り心地を悪くしてしまっている要因です。

しかし、舗装された道路を走る時にはその豊富に搭載された先進技術が非常に役に立つでしょう。そう言った意味ではオンロードでの乗り心地は快適と言えるかもしれません。

Gクラスの乗り心地もクラシカルな車体の影響で多少の段差でもガタガタはしてしまいます。これは元々の原型が軍用車ということを考えればしょうがないところでしょう。ただし、取り回しに関して言えば高いアイポインントのおかげでかなり運転はしやすい車です。

そして、やはりオフロードの走りに関しては本領発揮と言ったところ。その安定感は抜群です。

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