アルピーヌ・A110 ピュアスポーツカーが欲しければコレしかない!

アルピーヌ A110は、単なるフランス製スポーツカーではなく、アルピーヌ A110という歴史を纏ったピュアスポーツカーなのです。

中古車市場でも滅多に見ることがないアルピーヌ A110ですが、意外とリーズナブルで、頑張れば手の届く車種でもあるんです。

そんなアルピーヌ A110とはどんなクルマなのか、そして新車・中古車ではいくらぐらいなのでしょうか?

アルピーヌ A110とは?

初代の「アルピーヌ A110」は、1970年代にモータースポーツシーンで活躍したモデル。

そして、1977年7月の生産終了から40年経った2017年12月に、現代の技術でよみがえらせたリバイバルモデルが「新型アルピーヌ A110」です。

新型はミッドシップレイアウトの2シーターとなり、初代を彷彿させるデザインの車体は、アルミ製のプラットフォームとアンダーボディの採用により軽量化され、車重1,103kgを達成。

エンジンは、日産とルノーが共同開発した1.8Lの直列4気筒エンジンをアルピーヌが独自にチューンしたDOHCターボで、最高出力252PS、最大トルク32.6kgfmを発生させ、パワーウェイトレシオ4.3kg/PSというパフォーマンスを発揮するライトウェイトスポーツカーとなっています。

初代WRCチャンピオンカー アルピーヌ A110

初代となるアルピーヌ A110は、1968年のモンテカルロラリーで総合7位、クラス優勝を果たします。

そして1969年と1970年のモンテカルロラリーでは、ポルシェ勢に続いて3位に終わったものの、71年には念願のモンテカルロラリー初制覇を果たし、その年のインターナショナルカップ年間タイトルを獲得しました。

また、1973年からは世界ラリー選手権(WRC)となって開催されたモンテカルロラリーで優勝。

そして初代WRCマニュファクチャラーズ選手権を獲得しています。

まさにラリー、特にモンテカルロでの活躍がアルピーヌ A110の歴史といえます。

マイナーチェンジされた最新のA110

そのアルピーヌ A110が2022年の1月14日にマイナーチェンジされて国内に導入されました。

今回のマイナーチェンジではグレード構成がA110、A110 GT、A110 Sに刷新され、 高性能モデルのGTとA110 Sは最高出力300PS、最大トルク340N・mにパワーアップされます。

また、「Apple CarPlay」と「Android Auto」に対応したり、無線通信によるリモートアップデートに対応するなど使い勝手も向上されています。

さらに、オプションで設定されるエアロキットでは、カーボン製リアスポイラー、カーボン製フロントブレード、リアディフューザー、そしてフロントフェアリングが装着されて最高速が275km/hに引き上げられます。

このエアロキットを標準装備するのが、軽量化と特別感特別感を追求したした30台限定モデルの「A110 Sアセンション」です。

A110 Sにエアロキットを採用し、ボディカラーは、2トーンカラーの「オランジュ フー M/ノワール プロフォン M」と、「ブルー アルピーヌ M」の2色にカーボンルーフを採用しています。

ベースのSより60万円以上価格がアップしますが、十分価値のある特別なモデルと言えます。

アルピーヌA110メーカー希望小売価格(税込

A110:8,110,000円

A110GT:8,930,000円

A110S:8,970,000円

A110 Sアセンション:10,590,000円

アルピーヌ A110の中古車相場

アルピーヌ A110の中古車価格は平均で710万円前後、価格帯としては638万円~878万円となっています。

新車時の価格が788万円万円〜941万円なので、値下がりは非常に少ない相場となっています。

中古車市場でも24~25台ほどしか流通していないために、現状では手に入れることが難しくなっています。

ちなみに、初代のA110は流通しておらず、個人間の売買かオークションでしか入手できません。

価格はもちろんASK(価格応談)となるでしょう。

まとめ

アルミ軽量ボディとミッドシップレイアウトによる卓越した俊敏性を持つ、エキサイティングなピュアスポーツカーながらも、意外とリーズナブルなアルピーヌ A110。

811万円からという価格は、国産高級スポーツカーの購入を考えている人にはぜひ、選択肢に入れるべき車だと思います。