日本にもガルウィングドアの車があった!5車種の紹介と今後の可能性

皆さんはガルウィングの車をみたことがありますか?子供の頃に多くの方が憧れた車ではないでしょうか。外車に多いイメージのあるガルウィングですが、実は日本車にも存在します。今回はガルウィングの日本車を5種類ご紹介します。ぜひ子供の頃に憧れたガルウィングの日本車のオーナーになり、カーライフを満喫しましょう。

ガルウィングとは

ガルウィングとはカモメの翼の意味をもち、ドアを開けたシルエットがカモメに見えることからそう呼ばれるようになったそうです。ヒンジの軸がほぼ垂直で車体左右の外側に向かって開くのが現在の主流ですが、ガルウィングとはルーフとドアの上部の間に車体の中心線にほとんど平行なヒンジを持ち、地面に対して垂直に開くドアのことを言います。1954年に初めてガルウィングが採用され、その後は高級スポーツカーに採用されています。

なぜガルウィングドアが生まれたか

なぜガルウィングが誕生したのでしょうか。そもそもガルウィングは、その見た目だけではなく、安全面を考えた上で誕生しました。通常のドアはルーフを下にして転倒すると、ドアが開かなくなり車内に閉じ込められてしまう可能性があります。その際に車内からフロントウインドシールドを蹴って脱出することが出来るように、また衝撃で車体が変形するとフロントウインドシールドが外れて落ちるようにガルウィングは設計されています。

ガルウィングを採用した日本車5選

日本にもガルウィングを採用した車が存在します。認知度は低いのですが、マツダやトヨタ、三菱、ダイハツ、スズキと大手メーカーでガルウィングを採用している車があります。ここからガルウィングを採用している日本車を5つご紹介します。ガルウィングには様々な特徴があり、各メーカーにおいてもそれぞれに特徴がありますので、ぜひ参考にしてください。

ガルウィング日本車1:マツダ オートザムAZ-1

オートザムAZ-1は1992年10月に発売されたガルウィングの軽自動車です。ミッドシップエンジンの2シーターで軽自動車とは思えない仕様となっています。F6A型直列3気筒DOHCインタークーラーターボを搭載し、最高出力は64psと規制値ギリギリでした。車両重量も720kgとかなり軽く、シャープなコーナリングを魅せてくれます。しかし、1995年に生産終了となりました。

ガルウィング日本車2:トヨタ セラ

 

トヨタ セラは日本でも珍しいバタフライドアを採用しています。ガルウィングにも様々な種類があり、バタフライドアは通常のガルウィングと違い斜め前方に開きます。トヨタ セラは若い女性をターゲットにした車です。当時の日本では前代未聞だったグラッシーキャビンとバタフライドアを量産化することに成功しました。

ガルウィング日本車3:三菱 スタリオン ガルウィング

三菱 スタリオンはギャラバンをベースにしたターボGTカーです。2Lターボエンジンを搭載し、技術力で国産車を牽引してきました。国内では珍しいガルウィングが特徴的な車です。スタリオンの走りの特徴は高速域での直進安定性です。価格も200万を下回り、比較的手の届きやすいスポーツカーでした。

ガルウィング日本車4:ダイハツ ミラ ミチート

ガルウィングの日本車の4つ目はダイハツのミラ ミチートです。ミラ ミチートは移動販売車やキッチンカーなどに利用されることが多い車です。1980年に発売され2005年までの長い間愛されました。1000ccのエンジンを搭載し、全高が高く設計されたミラ ミチートは国内では前例のない車として、周囲の目を集めました。

ガルウィングの日本車5:スズキ キャラ

ガルウィングの日本車の5つ目はスズキ キャラです。国内のガルウィングとしては後発の1993年にデビューしました。AZ-1と違い、フォグランプを標準装備しスポーツカーとしてスタイリッシュなフォルムで人気を集めました。しかし、AZ-1のような特別なモデルの販売やマイナーチェンジも行われることがなかったので、AZ-1よりも先に1994年に生産が終了し、1995年12月には販売も終了となりました。

ガルウィングドアのメリット

これまでガルウィングを採用した車を5つご紹介してきました。ではガルウィングドアにはどんなメリットがあるのでしょうか。ここからはガルウィングのメリットについてご紹介していきます。ガルウィングドアはスポーツカーの代名詞と言うことが出来るでしょう。そのガルウィングを採用することで得ることのできるメリットと、なぜガルウィングは無くならないのかをご紹介します。

ガルウィングドアのメリット:魅力的なルックス

ガルウィングドアの注目すべきは、その魅力的なルックスでしょう。メルセデス・ベンツSLS AMGやデロリアンなどが、このドアを採用しています。一度見たら忘れられないほどのインパクトを持っています。左右のドアを開けるとカモメが翼を広げたようなフォルムになることから名づけられました。量産車に使われることが少なく、スポーツカーなどに多く見られるドアなので、見る人を虜にしてしまうような魅力があります。

ガルウィングドアのメリット:横のスペースが狭くても開閉できる

ガルウィングドアのメリットの2つ目は横のスペースが狭くても開閉することが出来るところでしょう。ドアが真上に上がっていくので、極端な話、車が入ればドアを開けることができます。駐車場の狭い日本において、狭い駐車場で駐車しやすいのは非常にうれしいメリットと言えるでしょう。

ガルウィングドアのデメリット

では次にガルウィングドアのデメリットをご紹介します。通常のドアとは異なる作りであるガルウィングドアは耐久性や重量などのデメリットも存在します。派手な見た目で、周囲の視線を釘づけにできますが、その裏には扱いにくい点もありますので、デメリットを納得した上で購入するかしないかを考えましょう。

ガルウィングドアのデメリット:耐久性に劣る

ガルウィングドアのデメリットの1つ目は、耐久性が通常のドアに比べ劣るというところでしょう。カモメの翼のように上に広げるために、通常のドアに比べると耐久性が低くなってしまいます。また、有事の際に閉じ込められないように、内側から蹴り破ることが出来るように設計してあるために強度も通常のドアに比べると低く作られています。

ガルウィングドアのデメリット:どうしても重くなる

ガルウィングドアのデメリットの2つ目は、その重量でしょう。ガルウィングドアは構造上の理由から、どうしても重くなってしまいます。ガルウィングドアは通常の車にとって必要のない装備なので、当然その分普通の車より重くなってしまうのです。

ガルウィングドアのデメリット:天井の低い駐車場では使いづらい

ガルウィングドアのデメリットの3つ目は、天井の低い駐車場では使いづらいといった点でしょう。ガルウィングは車両の上部に開くので、天井の低い駐車場などでは返って使いにくい装備と言えます。また日本のマンションや都市部の個人宅でよく見かける機械式駐車場の場合にも、ガルウィングはドアの開閉が難しいこともあります。購入する場合には、今ある駐車場でドアの開閉が行えるかを確認してからにすることをおすすめします。

今後ガルウィングの日本車が登場する可能性

今後ガルウィングの日本車は登場するのでしょうか。結論から言えば日本国内においてガルウィングの車が登場する可能性は低いと言えるでしょう。ガルウィングはスポーツカーの構造上、必要性があったので作られたドアでした。日本で発売されたガルウィングの車は機能性というよりもスタイル重視で採用されました。しかし、耐久性や費用の面で通常のドアよりも劣るため、今後日本で登場する可能性は低いと言えるでしょう。

ガルウィングドアの日本車が欲しいときは

今後、日本でガルウィングの登場が期待できない今、ガルウィングの日本車のオーナーになりたい場合は、どのようにすれば良いのでしょうか。オーナーになる方法はガルウィングの中古車を探すことと、ドアを改造する方法の2つがあります。これからその方法をご紹介します。

中古車を探す

ガルウィングの日本車を手に入れる方法の1つ目は、ガルウィングの中古車を探すことです。現在日本ではガルウィングの車が生産されていないので、中古車を探す場合には車の状態に注意して探しましょう。程度の良い中古車を探す場合には、1社に絞らず大手メーカーを中心に、できるだけ多くの中古車メーカーを探してみると良いでしょう。

ドアを改造する

ガルウイングの日本車のオーナーになるためには中古車を探す他に、ドアを改造する方法があります。どうしてもガルウィングの車に乗りたいのであれば通常の日本車をガルウィングにカスタムすることをおすすめします。日本のスポーツカーやセダン、軽ワゴンなど様々な車がガルウィングにされています。ガルウィングは独特な雰囲気を持っているので、周囲の目を引き付けることは間違いないでしょう。

ガルウィングドアの車は希少なだけに憧れる

ガルウィングの日本車は数が少なく、公道で見かけることは滅多にありません。そんな希少な車だからこそ憧れてしまうのでしょう。現在販売されていないからこそ、ガルウィングのオーナーになればその優越感に浸ることもできます。日本車以外のガルウィングも一部のスーパーカーなど、ごくわずかしか装備していないので注目を集めたい方には非常におすすめのドアです。ぜひガルウィングのオーナーになって感動を味わってください。

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