お家でできる日常点検!エンジンルーム編【ベテラン整備士が教える!】

天気が良く、暖かい日などはドライブしながら旅行や行楽に出掛けたくなる季節になってきました。ですが今年は新型ウイルスの影響もあり、お家にいる時間が長いと思います。そんな時こそ、もうすぐ訪れる自由の日に向けて車の日常点検にチャレンジしてみましょう。車の日常点検は使用者の義務とされています。乗車前にはきちんと点検する習慣をつけましょう。特に遠出する時や高速道路に乗る予定がある時などはタイヤの空気圧などを確実に点検してから出かけましょう。もちろんガソリンスタンドなどでも空気圧はチェックしてくれるので上手に利用して下さい。今回は国土交通省で発表している日常点検シートに基づいて女性でもできるような日常点検について説明します。

1.ウィンドウォッシャー液・冷却水の点検

ボンネットを開ける

まず、ボンネットを開けてみましょう。運転席の右足元にレバーがあります。ボンネットが開くイラストが描かれている事が多いです。もちろん車種によって場所や形態は違うのでこの機会に確認しておきましょう。レバーを引くとボンネットが開きます。少し大きな音がするのでそれが開いた証拠になります。

レバーを引くとボンネットに少し隙間ができます。そこに手を入れてみるとまたレバーの様な物が付いていてレバーを動かすとボンネットのストッパーが外れ大きく開口します。

ボンネットが上まで上がったらステーと言うボンネットが閉まらない様に止めておく棒のようなもので支えます。ステーで支えるタイプのボンネットは手を放すと閉まってしまいます。体を挟んだり手を挟めたりしてはとても危険なので気を付けましょう。ステーを探してステーホールにきちんとはめて支えます。ホールは矢印が書いてある場合もあります。ステーが真っすぐになる様な場所にあるので探してください。ステーはボンネット本体に付いているものと、ボディに付いているものがあります。これもこの機会に確認しておきましょう。ステーを使わずに自力で開口するボンネットもあります。

ウィンドウォッシャー液の確認

ボンネットを開いたらまず、ウィンドウォッシャー液が十分に入っているか確認します。ウォッシャー液が入っていないと、窓が汚れた時にすぐにきれいにできないので危険です。足りないからと慌てて購入しなくても大丈夫です。水を少し足しておき、ガソリンスタンドや整備工場に用がある時などに補充してもらいましょう。

冷却水の確認

次に、冷却水(クーラント)のサブタンクを確認します。タンクに規定量の線が付いています。最低ラインよりも減っていないか確認します。冷却水が減るとオーバーヒートなどの原因になりますのでチェックしておきましょう。どちらもタンクの蓋に名前が書いてあるのですぐに見つかると思います。最低ラインよりも減っていなければ慌てて補充する必要はありません。

2.オイル点検

ブレーキオイルの点検

次にブレーキオイルの量を確認します。少しわかりにくいかもしれませんが、ブレーキオイルも蓋に名前が書いてあります。規定量ラインを確認します。ブレーキオイルが異常に減った場合などは警告灯に表示されます。極端に少なくなってしまうと突然ブレーキが効かなくなることがあるので極端に少ない場合は補充しましょう。

エンジンオイルの点検

エンジンオイルの汚れも確認します。オイルゲージという黄色い輪っかのついた棒があります。引き抜いてゲージに付いているオイルを一度拭き取ります。いらない雑巾やキッチンペーパーを使うと良いです。きれいなゲージをもう一度差し込み引き抜いて付着しているオイルを見て判断します。ゲージの先にラインが付いています。オイルがライン近辺に付いていればとても良いオイルの量となります。本来のエンジンオイルは透き通っています。汚れてくると黒く、泥付いた状態になります。エンジンオイルは定期的な交換が理想です。エンジンの状態を良く保つ為にとても重要になりますので定期的に交換しましょう。

3.バッテリー点検

最後にバッテリーを点検します。バッテリー液が規定量入っているか確認します。安易にバッテリーに触れるのは危険なので、液量が判断しにくい場合は車体を揺らすなどして量を確認します。バッテリー上部に、状態が簡易的にわかるようになっているバッテリーもあるのでしっかり目視で確認します。

ブレーキオイルやバッテリー液などは危険な成分も入っているので量販店や整備工場で補充してもらいましょう。まずはボンネットを開けて日常に点検できる個所を見て、重大な事故を防ぐこともできるのでチャレンジしてみましょう。

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