ロードスターの維持費はどのくらい?|6つの維持費をモデル別に比較

国産スポーツカーでは珍しい、オープンカーのロードスター。
誰もが一度は憧れる車ですが、その維持費となるとはっきりとした情報も少なくて不安を感じてしまいます。

この記事では、歴代ロードスターにかかる維持費を主な内訳をつけて解説しています。

ロードスターの生い立ちと現在

マツダで大人気の車種とも言えるロードスターは当初、世界的にも希少なオープン2シーターでした。
またロードスターは、先行販売されたアメリカや日本、ヨーロッパでも大ヒットとなった車です。
ロードスターが巻き起こしたオープンカーブームは各自動車メーカーにも影響を与え、トヨタのMR-Sや、ホンダのビートなどが次々に発売されました。
現在では、4代目のND型が販売されていますが、歴代ロードスターの中でも際立ったデザインと美しいボディラインを有しています。

数少ないオープントップモデル

ロードスターは、日本ではあまり見られないオープントップモデルの車です。
風を感じながら走るオープンカーならではの爽快感や気持ちよさを徹底的に追求されたモデルです。
現代のオープンカーは、クローズド状態でのデザイン性を重視していますが、ロードスターはオープン状態での優美さをつくりだすために、ティアドロップ型のルーフデザインを採用することで、空力特性を維持しつつ、優美で美しいスタイルを確保しています。

扱いやすいパワーと足回り

大きすぎるエンジンは逆に操作性を鈍らせ、せっかくのオープンカーとしての魅力も下がってしまいます。
そのため、マツダのロードスターは2シーターのコンパクトなボディをしています。
ロードスターのエンジンは小排気量化され、そのパワーを十分に活かせるように、エンジン周りのシステムも含めてかなり軽量化しています。
また、小さいボディに合わせてコンパクト化されたタイヤはより軽快な走りを実現します。

キビキビとしたハンドルレスポンス

歴代ロードスターの中でも3代目にあたるNCは、切れのあるハンドルレスポンスが人気でした。
当時のマツダはレスポンス重視だったため、ハンドルを切ればすぐに曲がり、アクセルを踏んだら勢いよく出るという軽快なモデルでした。
初代ロードスターの時から変わることのない考え方をもとに、今も開発が行われています。

ロードスターにかかる5つの維持費

マツダのロードスターは販売開始以来、スポーツカーとして絶大な人気を誇っています。
数少ないオープンカーということもあり、憧れる人も多いです。
しかしスポーツカーといえば、走る楽しみを追求するあまり、燃費などの維持費に関しては一般車よりも割高なイメージが強いです。

そのためロードスターを購入した場合、年間の維持費がどれくらいかかるのか気になる方もいるでしょう。
ここではロードスターの維持費を車検やガソリン代などに分けてご紹介します。

維持費の内訳1:ガソリン代

ロードスターSは、WLTCモード燃費で16.8km/L消費します。
ハイオクガソリンの価格を160円/Lとすると、年間走行距離を10,000キロと仮定して計算した場合に、ガソリン代は約95,000円になります。
ただし、4代目ロードスターはレギュラーガソリンにも対応しているので、レギュラーガソリンを選択した場合は、年間のガソリン代を抑えることができます。
また、通勤など日常的なものとして使用せず、セカンドカーとしての利用や、ドライブでの利用のみとすれば、さらに維持費が下がるでしょう。

維持費の内訳2:自動車税

自動車税は、都道府県がドライバーの自動車へ課す税金で、各ドライバーは自分の車の税金をしっかりと払う義務があります。
これもロードスターの維持費の一部となります。
自動車税の金額は排気量ごとに決まっているため、ロードスターの場合には自動車税が30,500円になります。
これは、ロードスターの排気量が1,500cc超2,000cc以下に該当するためです。

またロードスターは、残念ながら全車種がエコカー減税の対象外となっています。

維持費の内訳3:任意保険

ロードスターの維持費の中には、加入するか否かをドライバーの意思で決めることができる任意保険というものも含まれています。
任意保険は自賠責保険とは異なり、強制加入ではないため、維持費の負担を軽減するために加入しないという選択を選ぶドライバーもいます。
しかし、任意保険は自賠責保険ではカバーできない、対物保証や搭乗者に関する保証があるため、万が一に備えて任意保険に加入したほうが良いでしょう。

維持費の内訳4:車検費用

車検は新車購入の3年後、それ以降は2年毎に行われます。
ロードスターの車検は法定費用と車検基本費用、必要であれば部品交換費用もかかってくるため、平均すると100,000円前後は要すると言われています。
車検基本料金や整備費用はディーラーでは高く、車検専門業者では安い傾向にあります。

また、交換する部品や修繕する箇所によっても値段の幅が大きく異なってきます。

維持費の内訳5:自賠責保険

自賠責保険は自動車を運転する人が必ず加入しなければならない保険で、2年間で25,830円かかります。
これはロードスターの維持費にも含まれる重要な費用で、車検の法定費用として含まれています。
自賠責保険はドライバーが交通事故を起こした時に、被害者側を救済するために補償が下りる仕組みです。

維持費の内訳6:重量税

ドライバーが支払わなければならない税金は、自動車税の他に自動車重量税というものがあります。
自動車重量税は車両の重量ごとに金額が決定されていて、車両の重さ0.5トンにつき納税額が増加していきます。
ロードスターは1トン超1.5トン以下のため、初回に適用される3年分の重量税は36,900円です。
なお、重量税は一定年数が経過すると課税額が増えます。

経過年数もしっかり考慮しましょう。

歴代ロードスターの維持費はどのぐらい?

 

ロードスターはモデルチェンジを数回繰り返しながら、現在においても世界中で多数のドライバーから愛されている2シーターオープンカーです。
ロードスターは、型式によって車体の大きさや重量、排気量が変わっています。
ここでは、歴代ロードスターの基本情報と維持費を紹介します。
ただし、走行距離や車検代、メンテナンス費用などはドライバーによって幅があるため、あくまで目安としましょう。

1:NAロードスターの場合

初代のロードスターは、年代によって型式が2種類に区分されています。
この2種類はNA6CEが前期型、NA8Cが後期型とされ、マイナーチェンジの際に搭載エンジンの変更から排気量が上がりました。
詳細として、NA6CEは排気量の1,600ccに対し、NA8Cは排気量が1,800ccのため、維持費である自動車税が異なります。

2:NBロードスターの場合

2代目のロードスターは1998年にマツダブランドという形で市場に投入された、NB系と呼ばれる車種になります。
このNB系ロードスターの型式には、NB6CとNB8Cの二種類があり、排気量によって区分されています。
NB8Cは、NB6Cよりもグレードが高く排気量も大きいため、税金も高くなります。

3:NCロードスターの場合

2005年のフルモデルチェンジによって、NC系と呼ばれるロードスター登場しました。
初代NAと2代目NBは、同じプラットフォームを使った兄弟車でしたが、3代目呼ばれるロードスターでは新しいプラットフォームが導入されました。
また、3代目のプラットフォームはボディが大きくなることで車重が増えたので、重量税などの維持費が変わります。

4:NDロードスターの場合

4代目ロードスターは、2015年にフルモデルチェンジして登場しました。
通常ND系と呼ばれ、型式はND5RCとNDERCの2種類があります。
4代目ロードスターは、マツダの理念でもある「人馬一体」に加え、燃費にも改善が施されており、スポーツカーでありながら、歴代でも優良な燃費の良さを実現しています。
軽量でありながらデザイン性や走行性能は抜群で、燃費などの維持費にも負担が少ない車といえます。

ロードスターに乗る際に気を配りたいポイント3つ

 

ロードスターはとても人気が高く、スポーツカーの中では維持費が安価にも関わらず、学生から大人まで十分に楽しめる要素がつまっています。
そんなロードスターにも、乗る際にいくつか注意を払わなくてはならない点があります。
いつまでも長く快適に乗り続けるためにも、オーナーは自分の車の状況を逐一チェックし、しっかりと把握しておきましょう。

ここでは、ロードスターに乗る際に気を配っておきたいポイントをまとめました。

気を配りたいポイント1:水温計に注意する

歴代ロードスターの中でもNC型ロードスターに多いのが、電動ファン用のモーターの故障です。
このモーターが壊れてしまうと、冷却水の温度が上がった時に強制的に冷却をすることができなくなります。
その結果、水温が上がりオーバーヒートを起こしてしまいます。
水温計の温度が上がっているのに、ファンの音が聞こえないといったサインが出るので注意しましょう。

ソフトトップをいたわる

オープンモデルのロードスターならではのトラブルが、ソフトトップやハードトップの隙間からの雨漏りです。
まめなウェザーストリップの交換や、ソフトトップならば社外品の丈夫な素材で作られたものに交換することをおすすめします。
ウェザーストリップの交換はロードスターを維持するには必須です。

あらかじめ、かかる維持費として組み込んでおきましょう。

気を配りたいポイント3:アクセルレスポンスの変化

NCが誕生した時代はレスポンス重視だったため、ドライバーがアクセルを踏めば踏んだだけスロットルが開き、ハンドルを切ればスムーズに曲がることができる軽快なモデルでした。
NDの時代になると、電子制御システムなどにより、アクセルを踏んでからスロットルを開くまでに時差が生じるようになり、それが加速の鈍さに繋がっています。

ロードスターの維持費を把握して楽しく乗ろう

スポーツカーであるがゆえに、維持費などの点から敷居の高さや不安を抱かせるロードスターですが、その維持費は意外と安いです。
コンパクトな車体と徹底的な軽量化のおかげでそこまで高額にはなりません。
さらに、型式によって排気量も異なり、現行モデルにいたっては技術の向上にともなって燃費も改善されているので、安全で快適なドライブを楽しめます。

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