第1種運転免許の種類の解説9つ|免許の取得にかかる費用と期間5つ

車の運転免許を取得するには、ある程度の費用や期間が必要となります。そのため、自動車免許を取得するには、事前にしっかりと計画を立てることが重要です。また、取得する運転免許によって、必要な費用や期間、乗れる車の種類が異なることにも注意しておきましょう。

運転免許の区分と種類について

公道で車を運転するためには免許を取得する必要があります。しかし、車の免許には多くの区分や種類があり、運転する車に合った免許を取得しないと、運転したい車を運転することはできません。また、車の免許取得には安くない費用がかかります。そのため、運転したい車がある場合には、しっかりと事前に免許の種類や区分、免許取得にかかる費用などを調べておく必要があります。

第1種運転免許の種類の解説9つ

車の免許は「第1種運転免許」と「第2種運転免許」に大きく分けることができます。「第2種運転免許」はバスやタクシーなどで顧客を乗せたり、運転代行で顧客の代わりに車を運転したりなどの旅客運送が目的で車を運転する場合に必要な免許となります。しかし、自家用車や、会社の営業車などの一般的な車であれば「第1種運転免許」で運転できます。しかし、「第1種運転免許」の中でも、さらにその種類は細かく分かれています。

第1種運転免許の種類の解説1:大型自動車免許

第1種運転免許の大型自動車免許では、車両総重量が11トン以上、最大積載量が6.5トン以上、乗車定員が30人以上の大型自動車を運転することができます。ただし、第1種運転免許では運賃をもらって人を乗せることはできないので、主に貨物などを運ぶ際に使われる大型トラックなどを運転される方が取得されます。また、取得には21歳以上で普通免許経歴3年以上という条件を満たす必要があります。

第1種運転免許の種類の解説2:中型自動車免許

第1種運転免許の中型自動車免許では、車両総重量が11トン未満、最大積載量が6.5トン未満、乗車定員が29人以下の中型自動車を運転することができます。ただし、中型自動車免許でも運賃をもらって人を乗せることはできないので、主に貨物などを運ぶ際に使われる中型のトラックなどを運転される方が取得されます。また、取得には20歳以上で普通免許経歴2年以上という条件を満たす必要があります。

第1種運転免許の種類の解説3:準中型自動車免許

第1種運転免許の準中型自動車免許では、車両総重量が7.5トン未満、最大積載量が4.5トン未満、乗車定員が10人以下の中型自動車を運転することができます。準中型免許は2017年3月に運転免許制度の改正によって新しくできた区分です。運転免許の制度は2007年にも大きな改正が行われていて、普通自動車免許を取得した時期によっては「8トン限定中型免許」という区分になっている人もいるので注意が必要です。

第1種運転免許の種類の解説4:普通自動車免許

第1種運転免許の普通自動車免許では、車両総重量が3.5トン未満、最大積載量が2トン未満、乗車定員が10人以下の中型自動車を運転することができます。準中型自動車免許と普通自動車免許は18歳以上であれば取得が可能となります。また、普通自動車免許は取得した時期によって「8トン限定中型免許」となっている人もいますが、「5トン限定中型免許」となっている人もいるので注意しましょう。

第1種運転免許の種類の解説5:大型特殊自動車免許

大型特殊自動車とは、ブルドーザーやショベルカー、クレーン車などの一般の車とは役割が異なる車両のことです。これらの大型特殊自動車を運転するためには大型特殊自動車免許が必要となります。大型特殊自動車免許を取得することで運転できるようになるのは、大型特殊自動車と小型特殊自動車、原付だけです。そのため、普通自動車免許などとは別で免許を取得する必要があります。

第1種運転免許の種類の解説6:大型自動二輪車免許

大型自動二輪免許で運転できるのは自動車ではなくバイクです。大型自動二輪はエンジンの排気量が400ccを超える大型のバイクで、その運転方法は自動車とは大きく異なります。そのため、普通自動車免許などとは別で免許を取得する必要があります。また、大型自動二輪免許を取得するための条件として、普通自動二輪免許を取得しているということを条件にする自動車教習所も多くあります。

第1種運転免許の種類の解説7:普通自動二輪車免許

上記で述べた通り、大型自動二輪車免許の取得のために、普通自動二輪車免許の取得をしなければいけないということも多いです。普通自動二輪車免許で運転できるのは、エンジンの排気量が50ccを超えて400cc以下の中型バイクです。また、50cc以下の原付も運転することができます。大型自動二輪車免許は満18歳以上から取得可能ですが、普通自動二輪車免許は満16歳以上から取得は可能となっています。

第1種運転免許の種類の解説8:小型特殊自動車免許

大型特殊自動車免許があると、ブルドーザーやクレーン車などの大きな特殊車両を運転することができます。しかし、特殊車両には小型の物もあります。具体的には主にトラクターなどの農作業用の車両です。小型の特殊車両しか運転しないという場合には、小型特殊自動車免許で運転することができます。小型特殊自動車の条件は、全長4.7m以下で全幅1.7m以下、全高は2.8m以下、最高時速は農作業用であれば時速35km未満、それ以外は15km以下となっています。

第1種運転免許の種類の解説9:原動機付自転車免許

原動機付自転車免許で運転できるのは、いわゆる原付です。原付は50cc以下の原動機付自転車を指すことが多いですが、法規上の条件を満たせば3輪や4輪車でも原付に該当することがあります。原動機付自転車免許は満16歳から取得可能で、最短1日で取得することもできます。また、原付は他の車に比べると安価であったりもすることから、移動手段として便利で、手軽に取得できる免許として人気が高いです。

第1種運転免許の種類の解説:牽引免許

大型の貨物自動車の中には、車体部分と荷台や客車が分離できるような構造になっている物があります。このような車を運転して、自走しない荷台や客車を牽引するとき、その車両総重量が750kgを超える場合には牽引免許が必要となります。逆に、牽引する車の重量が750kg未満であれば、牽引免許がなくても牽引することはできます。ただし、当然ながら運転する側の車の免許は必要となります。

主な運転免許の取得にかかる費用と期間5つ

運転免許にはいろいろな種類があるので、運転したい車がある場合には、その車に合った免許を取得する必要があります。自動車免許の中には最短1日で取得できるものもありますが、基本的には免許取得までにある程度の期間が必要となります。また、免許取得には安くない費用が必要となります。そのため、自動車免許を取得する場合には、事前に免許取得までの期間と費用を把握して、しっかりと計画を立てる必要があります。

運転免許の取得にかかる費用と期間1:大型自動車免許

免許を取得する地域や方法によって、かかる費用や期間が異なってきます。しかし、おおよそとなる費用や期間の目安はあります。一発試験の難易度は高いですが、短ければ約10日前後で免許を取得が可能で、費用も約3万円と安いです。教習所と合宿からの免許取得では、取得済みの自動車免許の内容によって前後しますが、期間は約1週間~約2週間、費用は約15万円~約30万円です。

運転免許の取得にかかる費用と期間2:普通自動車免許

普通自動車免許は多くの人が取得するため、教習所に閑散期と繁忙期があったりします。繁忙期になるのは春前や夏場です。教習所では、この閑散期と繁忙期の時期によってかかる費用や期間が変わります。また、教習所によって、学生サービスなどのプランがあり、費用が抑えられることもあります。繁忙期にかかる目安は費用が約30万円前後、期間は早くても約1ヶ月、人によっては何ヶ月もかかると思っておきましょう。

運転免許の取得にかかる費用と期間3:大型自動二輪車免許

もし、普通自動二輪免許を取得している場合には、学科教習が不要なので合宿であれば最短1週間で取得することができ、費用も安く約10万円~約15万円です。普通自動二輪免許がなく、普通自動車免許や免許なしの場合には期間も費用も、もう少しかかることになります。教習所も同様で、普通自動二輪免許を持っていると費用を抑えられます。ただし、合宿よりも免許取得までの期間は長くなることが多いです。

運転免許の取得にかかる費用と期間4:普通自動二輪車免許

普通自動二輪車免許の場合も、普通自動車免許を持っているかどうかで、期間や費用などの条件が変わってきます。普通自動二輪車免許を持っている場合は、費用も期間も抑えられます。合宿の場合は早ければ約9日で取得が可能です。教習所の場合は条件によっては約1ヶ月以上かかることもあります。費用は普通自動二輪車免許があれば約10万円、普通自動二輪車免許がなければ約15万円前後です。

運転免許の取得にかかる費用と期間5:原動機付自転車免許

原動機付自転車免許の免許は最短1日で取得することも可能です。また、費用も約1万円と安いです。原付自体も他のバイクや自動車と比べると安価で、車の購入費用も抑えられます。そのため、手軽に取得できる自動車免許と移動手段ということもあり、多くの人が取得をされています。また、他の自動車免許を取得すると、原付も運転できるようになることも多いため、原動機付自転車免許だけで取得しなくても、他の免許を取得することでも原付を運転することはできます。

運転免許センター試験での3つの流れ

教習所や合宿を終えれば、次は住民票がある地元の運転免許センターで試験を受ける必要があります。教習所や合宿に通う理由は、この運転免許センターで試験を受ける資格を取得するためのものとなります。運転免許センターは基本的に平日しかやっていません。そのため、スムーズに試験を受けるための準備や、不備があって試験が受けられなかったというようなことがないようにしておきましょう。

運転免許センター試験での流れ1:試験当日もっていく書類

運転免許センターで試験を受ける際には、いろいろな書類が必要となるので、事前にしっかりと準備しておきましょう。マイナンバーの記載がない住民票、パスポートや健康保険証などの本人確認書類、教習所や合宿の卒業証明書、手数料、証明写真などです。マイナンバーの記載がある場合は黒塗りしましょう。また、運転免許申請書は運転免許センターでもらえます。

運転免許センター試験での流れ2:試験から合否までの流れ

取得する免許によって流れが異なる部分はありますが、基本的にはまず約8:30頃に運転免許センターの窓口で申し込みをして、視力検査を受けます。その後、試験会場に移動して学科試験を受けます。学科試験が終わる頃の時間は約10:30くらいです。合否の発表は約11:00頃に運転免許センター内で行われます。合格できた後、窓口で手続きを済ませると数時間以内に免許証が発行されるので、それまで待つことになります。

運転免許センター試験での流れ3:首都圏の免許センター

先に述べた通り、教習所や合宿を卒業すれば、次は住民票がある地域の運転免許センターで試験を受けることになります。もし、住民票の所在地が東京都になっていれば、首都圏の運転免許センターに行くことになります。首都圏には人が多いこともあり、鮫洲運転免許試験場、江東運転免許試験場、府中運転免許試験場、神田運転免許更新センター、新宿運転免許更新センターと5つもあります。

合宿免許とは

運転免許を取得するには教習所や一発試験など、いくつかの方法があます。合宿もその方法の1つとなります。合宿はその名前の通り、寮などに滞在して講義や実技などに集中することで、短期間で卒業することができます。また、教習所よりも費用が抑えられることも多いです。ただ、練習場所が地方になるため都会で主に運転しようと思っている人は注意が必要です。

運転免許をとって行動範囲を広げよう

車の運転免許を取得するには、ある程度の費用や期間が必要となります。そのため、自動車免許を取得するには、事前にしっかりと計画を立てることが重要です。しかし、車やバイクがあると行動範囲は大きく広がるので、費用や期間に見合ったメリットが得られます。運転免許を取得して、行動範囲を広げ、これまで行けなかった色々な場所へ出かけてみましょう。

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