なぜミニバンの三列目は乗り心地が悪いの?三列目の乗り心地が良い車の紹介

一般的にミニバンと言われる家族向けの車が登場してからおよそ40年。今では当たり前ように街中をたくさんのミニバンが走っています。ミニバンの特徴として皆さんが思い浮かぶものはなんでしょうか。個人的に三列の席があるというには大きな特徴だと思っています。しかし、おそらく多くの人が三列ある車のどこの席に座りたいかと聞かれたら一列目か二列目と答えるはずです。その理由には三列目の乗り心地が大きく影響しているでしょう。三列目という席が車に登場してからおよそ40年が経っているのにその乗り心地は一向に他の席と同じようにとはなりません。それは一体なぜなのでしょうか。また、ミニバンを選ぶ時は三列目も人が乗ることを想定して選ぶのですから、その乗り心地はなるべく良いに越したことはないはずです。そこで、今回は三列目の乗り心地が他の席と同じようにいかない理由、そしてその中でも三列目の乗り心地が良い車を5つ紹介していきます。

三列目は構造的に乗り心地が悪くならざるを得ない

まずは三列目の乗り心地が悪くなってしまう理由についてお話していきます。実は乗り心地が悪くなってしまう理由として車の構造的に三列目の乗り心地は悪くならざるを得ないということがあります。多くの乗り心地が悪いということの原因は地面からの衝撃にあります。高速道路などで定期的にくるガタンという衝撃に不快な思いをするという方も多いはずです。ではその衝撃を一番受けやすいはどこかということを考えると必然的にタイヤの上となります。実際バスなどでもタイヤの上は避けがちです。そしてミニバンの構造上、このタイヤの上という場所は三列目に当たってしまいます。運転席や二列目と比べて乗り心地が悪くなってしまうのはこの構造上もうどうしようもないのです。

また、三列目の乗り心地が悪くなるもう一つの理由として三列目の使用目的が挙げられます。ミニバンを購入する大半の人にとって三列目はいざという時に必要だけれど普段は使わないという存在です。そのため大半の三列目は収納できるように作られています。そうなると、席のクッションはコンパクトに折りたためるように薄くしなければならないため地面からの衝撃はさらに和らげづらくなってしまいます。

この二つの大きな理由から三列目は他の席と同じようにとはいかないわけです。

三列目の乗り心地が良い車5選

とはいえ、やはり三列目の乗り心地が良いに越したことはありません。ここからは三列シートがある車の中でも乗り心地の良い車を5つ紹介していきます。

トヨタ アルファード/ヴェルファイア

国内で最高峰のミニバンといえばこの二台でしょう。三列目の乗り心地も国産車の中でトップクラスです。その理由としてもちろん車自体の大きさが他のミニバンに比べ大きいため三列目の広さが確保できているということがありますし、もともと高級路線の車のため三列目にもお金をかけれているということもあります。ドリンクホルダーやヘッドレスト、席のスライド機能など、できることは二列目とそこまで大差はなくスライドドアも幅があるので三列目への乗り込みも非常に楽です。また、クッション性のある素材のため地面からの衝撃も比較的和らげてくれます。三列目の乗り心地だけを考えて車を選ぶなら確実にこの車ですね。

日産 セレナ

長年ミニバン界のトップに君臨してきたセレナ。長年選ばれているだけあって5ナンバー車で三列目の機能への力の入れようはトップクラスです。まずは何と言っても三列目専用に用意されたUSBソケットとドリンクホルダー。三列目だけにこれらの機能を用意している車は少ないです。また、先ほど紹介したアルファード/ウェルファイアの三列目はスライド機能がついていましたが、一般的にその他の車で三列目にスライド機能が付いている車はこのセレナくらいです。まさに三列目を補助席として見ていない証拠と言えるでしょう。

そして、機能以外に特筆したいのが三列目への行きやすさ。セレナは二列目のシートアレンジが他のミニバンに比べて多彩でありベンチシートの真ん中もスライドさせることができます。そのためもちろんスライドドアから三列目に乗り込むことができるのですが、車に乗ってしまった後でも真ん中から行き来できるのです。この特徴はセレナにしかありません。乗り心地という面に関しては金額の問題もありアルファード/ウェルファイヤまでとはいかないものの、乗っていて窮屈に感じることはない広さです。

ホンダ オデッセイ

全体的に見るとオデッセイはここまで紹介してきたセレナやアルファード/ウェルファイアに比べ車高が低いためその分だけ三列目の空間は狭くなってしまいます。しかし、それをカバーする特徴が調整された座席の角度。三列目の座席は他の座席と違い下の面が少し斜めになっています。そのため、座った時に後ろに体重がかかるようになり長時間座っても苦にならない構造です。また、シートの真ん中を倒すと両側の肘掛けができるため空間は狭くても体勢は非常に楽でしょう。

ホンダ ステップワゴン

参照元:https://www.honda.co.jp/STEPWGN/new/?utm_source=google&utm_medium=cpc&utm_campaign=stepwgn_2022swgn_glis_a01&utm_content=03_search3&gclid=Cj0KCQiA0p2QBhDvARIsAACSOOMZMG2IUsz5n2iy7xlIzLXdH3Qcimf7DCtudy0JXZF0wpe4CPhy8GYaAjgbEALw_wcB

ステップワゴンを選ぶ人の大半は三列目の乗り心地を重視して選んでいません。三列目の収納のしやすさ、わくわくゲート目当てで買う人がほとんどです。だからと言って決して三列目が疎かになっているわけではありません。三列目に装備されている設備としてドリンクホルダーとアクセサリーソケットがありセレナまでとはいきませんが便利性が確保されています。また、広さ的にもゆったりとできる十分なスペースがあるため窮屈には感じないでしょう。しかし、地面からの衝撃吸収という面に関しては三列目が床下格納方式のため地面からの衝撃を和らげるクッション性や座席の高さが確保できずあまり良いとは言えませんが、それを補ってあまりある便利さがあります。さらに三列目の乗り降りのしやすさについては席を片方しか使わない場合、ワクワクゲートで乗り降りできるので、その場合は他のミニバンの中で間違いなく一番でしょう。

フォルクスワーゲン シャラン

ミニバンという三列シートの文化は日本でこそ当たり前となっている現在ですが、海外では一般的ではないためミニバンのランキングですとどうしても国産車ばかりになります。しかし、フォルクスワーゲンは海外のメーカーでは珍しく三列目のあるミニバンを販売しています。シャランの特徴は輸入車ならではの静粛性と他の国産のミニバンには見られない三列目までもが独立シートという点です。これはシャランだけです。独立シートのため、乗り心地は他のミニバンと比べても乗りやすく快適でしょう。三列目の広さもセレナやスッテプワゴンと同じくらい確保してあるため窮屈にはならなそうです。ただし、三列目のドリンクホルダーや充電ソケットという点に関してはついていないため注意しなければなりません。

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