スパイ御用達?アストンマーティンはどんなメーカー?

自動車を購入するとき、好きな自動車メーカーやスペックを気にしてみたり好みのデザインのものを購入したりすると思います。しかしほとんどの場合は車を購入する際にどのメーカーの車を選べばいいかわからないそんな人が多いかもしれません。初めて車を購入する方や車についてあまり知識のない方は特にわかりにくいように感じている人が多いと思われます。各自動車メーカーの生産している製品はさまざまな特徴があります。歴史も深くメーカーの歩んできた道を知ることでどのような車を世に送り出してきたのかがわかります。その各社持ち合わせている特徴を吟味し、消費者のライフスタイルに合った車を選び購入することで初めていい買い物ができるのではないかと考えています。今回は数多くの自動車の中からアストンマーティンについて紹介していきたいと思います。

アストンマーティンとは?

アストンマーティンはイギリスの自動車メーカーであり、高級スポーツメーカーの一つとして有名です。アストンマーティンはボンドカーとしてスクリーンで活躍していました。そんなアストンマーティンはどのような歴史を歩んできて、現在のような自動車メーカーとして成長してきたのでしょうか。

自動車メーカーアストンマーティンの設立

ロバート・バムフォードとライオネル・マーティンの2人がレーシングドライバーのルイス・ズボロスキー伯爵の指導のもと、アストンマーティンの先駆けとなるバムフォード・アンド・マーティンを設立しました。その後にイギリス、バッキンガムシャー村のアストン・クリントンで行われたヒルクライムレースに参加しました。バムフォード・アンド・マーティンはシンガーを改造した車を作製、レースに参加し成功を収めたことからアストンマーティンが設立されることとなりました。しかし、レースでドライバーとして活躍していたズボロスキー伯爵が1924年のイタリア・モンツァ・サーキットで事故死したことを受けアストンマーティンは倒産することとなります。

第二次世界大戦後のアストンマーティン

第二次世界大戦後のアストンマーティンは実業家デイヴィッド・ブラウン率いる工業機械などを製造するグループの傘下となります。同時期にラゴンダを吸収していたため、アストンマーティンの自動車にラゴンダのエンジンが使用されることとなります。デイヴィッド・ブラウンの傘下となったことにより、資金調達ができるようになりアストンマーティンはモータースポーツ業界に復帰することができました。1950年代ではル・マン24時間レースからフォーミュラ1まで幅広くモータースポーツに参加し、ポルシェやフェラーリを抑えて総合優勝したこともあり黄金期と呼ばれています。その後市販車部門に注力することとなり、1959年にモータースポーツ業界からアストンマーティンは撤退しています。デイヴィッド・ブラウンが経営する企業が経営不振となり、フォードの傘下となりますがフォードの経営悪化により、フォードはアストンマーティンを売却していますが一部権利は現在もフォードにあります。

アストンマーティンが生み出した名車

アストンマーティンが誕生してから長い年月が経ちましたがその中で数々の名車と呼ばれる車が誕生していきました。アストンマーティンの生み出した数々の名車の中から一部抜き出して紹介していきたいと思います。

アストンマーティン・DB5

アストンマーティン・DB5 はアストンマーティン・ラゴンダが製造していたスポーツカーです。このアストンマーティン・DB5は007サンダーボール作戦においてスパイガジェットの一つとして登場した車です。その後、007でジェームズ・ボンドの愛車として度々登場しており、ボンドカーの印象を作り上げた代表的な車として知られています。

アストンマーティン・V12ヴァンキッシュ

アストンマーティン・V12ヴァンキッシュはアストンマーティンから販売されていたスポーツカーです。アストンマーティン・V12ヴァンキッシュの改良版のアストンマーティン・V12ヴァンキッシュSは当時最速の車でした。また007のボンドカーとしてアストンマーティン・V8以来15年ぶりに復活したのもアストンマーティン・V12ヴァンキッシュであり、再びアストンマーティンが注目されることとなりました。

アストンマーティン・DBS V12

アストンマーティン・DBS V12はアストンマーティンがかつて販売していたアストンマーティン・DBSの後継モデルです。『007カジノロワイヤル』に登場し、映画公開後に市販されることがアナウンスされました。この新しいアストンマーティン・DBS V12は軽量マグネシウムやカーボン繊維複合物とアルミニウムのシャーシを使用しており軽量化が図られています。

アストンマーティンの魅力ってどんなところ?

アストンマーティンは世界を代表する自動車ですがなぜここまで世界的に人気のある自動車になったのでしょうか。その人気の裏には何か魅力があるからこそ支持されているのかもしれません。

アストンマーティンは他メーカーと一味違うブランド

アストンマーティンは高級車として有名です。しかし、他の高級車とは違う注目のされ方だと思います。アストンマーチンは007で登場するジェームズ・ボンドの愛車として登場していたり、映画などのコンテンツで登場することが多い車です。007はイギリスの上流階級の雰囲気があり、実際に映画が公開されるとイギリスの王室で上映会が開かれるほどイギリスの上流階級から支持されている映画とも言えます。高級車であり上品で決していやらしくはなく、エレガントなアストンマーティンに乗っているだけでイギリスの英国紳士になれると言っても過言ではありません。

アストンマーティンの高いデザイン性

アストンマーティンのデザイン性は高く、イギリスを感じる個性的なデザインをしています。しかし、ランボルギーニのような周りに見せつけるようなデザインではなく流線的で上品なデザインとなっています。デザイン性だけではなく使い勝手の良さを追求している内装は高い満足感を感じさせてくれます。

ル・マンに出場するアストンマーティン

アストンマーティンはル・マン24時間レースに出場する自動車メーカーです。このル・マン24時間レースでは製品の高い品質とドライバーの能力を求められるレースとして有名です。このル・マン24時間レースに出場しているアストンマーティンの製品品質はとても高く信頼できます。またレースに出場するほど高性能な車がラインナップされているのでスポーツ走行なども楽しむこともでき、高速道路など日常で性能に不満を持つことはありません。

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