市販車だけどレーシングカー フェラーリの歴史

自動車を購入するとき、好きな自動車メーカーやスペックを気にしてみたり好みのデザインのものを購入したりすると思います。しかしほとんどの場合は車を購入する際にどのメーカーの車を選べばいいかわからないそんな人が多いかもしれません。初めて車を購入する方や車についてあまり知識のない方は特にわかりにくいように感じている人が多いと思われます。各自動車メーカーの生産している製品はさまざまな特徴があります。歴史も深くメーカーの歩んできた道を知ることでどのような車を世に送り出してきたのかがわかります。その各社持ち合わせている特徴を吟味し、消費者のライフスタイルに合った車を選び購入することで初めていい買い物ができるのではないかと考えています。またフェラーリは長い間多くのユーザーから愛されており、おしゃれなデザインは人々を魅了しました。今回は数多くの自動車の中からフェラーリについて紹介していきたいと思います。

フェラーリとは?

現在でも高い人気を誇るフェラーリはどのような自動車だったのでしょうか、日本でも知名度が高くフェラーリと聞けばあの赤いボディとエンブレムを思い出す人も多くいます。そんなフェラーリの歴史について語っていきたいと思います。

フェラーリはイタリアの元レーシングドライバーであり、レーシングチームのオーナーであったエンツォ・フェラーリによって設立された会社です。フェラーリはイタリア北部にあるモデナ近郊に設立されてからレーシングカーと貴族や富裕層などから高い支持を得ている高級スポーツカーのみを製造している自動車メーカーであり、モータースポーツの活躍では数々の伝説を残しています。ル・マン24時間レースやFIA世界耐久選手権などで活躍しており伝説を生み出したフェラーリはイタリア国内だけではなく世界的に有名であり、高いブランドイメージを持つ自動車メーカーです。

フェラーリ設立からの歩み

エンツォ・フェラーリはアルファロメオのレーシングドライバーとして活躍しながらアルファロメオのディーラーであるカロッツェリア・エミリア・エンツォ・フェラーリを経営していました。しかし、アルファロメオとの誓約項目を避けるためにアウト・アヴィオ・コルトルツィオーニと言う名の自動車製造会社をモデナに設立し、最初に生産された815でミッレ・ミリアと言うレースに参加し好成績を収めます。その後第二次世界大戦が勃発しモデナの自動車工場が爆撃を受けた挙句モータースポーツの活動が政府から禁止されてしまいました。その後モータースポーツの解禁に備え、自社の自動車工場をモデナ近郊に移設しました。そして第二次世界大戦が終結し自前のレーシングカーを開発できるようになり1947年に自身の名を冠したフェラーリを設立。創業初年度にはレーシングスポーツカーの125Sが製造されました。

フェラーリが生み出した名車たち

フェラーリが誕生してから長い年月が経ちましたがその中で数々の名車と呼ばれる車が誕生していきました。また、フェラーリは高級車としての地位を確立し富裕層からの高い評価を受けており自動車作りにこだわりを持って開発していました。そんなこだわりの強い数々の名車の中から一部抜き出して紹介していきたいと思います。

フェラーリ・125S

初めてフェラーリが生産した125Sは1947年に3台のみ生産されており、現在手に入れるのは不可能に近い自動車です。125と言う名前はシリンダーの容積である125ccから取られており、Sはイタリア語のvettura sportから取られています。第二次世界大戦終結後に元アルファロメオ時代のエンジニアだったジョアッキーノ・コロンボがエンツォ・フェラーリの元に訪れV12気筒エンジンの開発を提案したのが125S誕生のきっかけとなりました。125Sはモータースポーツでも活躍しており、初出場のレースで残り3週までトップを走行していましたが燃料ポンプのトラブルによりリタイヤしてしまいます。この結果をエンツォ・フェラーリは幸先のいい失敗と述べていました。その後参加したレースでは12戦中6回優勝すると言う記録を残しています。

フェラーリ・F40

F40はエンツォ・フェラーリがそのままレースに出られる市販車と言う自動車作りの基本理念を具体化した数々のフェラーリの中でも根強い人気のある自動車です。日本での人気があった要因として考えられるのがバブル経済です。当時の日本はバブル経済真っ只中であり、フェラーリのディーラーに注文が殺到することとなりました。当時発表されていた生産台数は400台ほどでしたが注文が殺到しあっという間に売れてしまったために急遽増産されることとなり、結果的にF40の生産台数は1,311台が生産されました。しかし、当時F40はプレミア価格で取引されており、2億円越えの価格で取引されたこともあり走る不動産と呼ばれていました。市販車でもレースに出れるような設計を理念としていたフェラーリですがF40の基本設計はその理念に反していました。使用されている技術は60年代に使用されていたものであったりと全体的に時代遅れであり、参加できるモータースポーツも限られていました。

エンツォ・フェラーリ

エンツォ・フェラーリはフェラーリ55周年記念として製造販売されていたスーパーカーです。創業者であるエンツォ・フェラーリの名を冠しており大出力のエンジンをミッドシップに搭載していました。このエンツォ・フェラーリは日本人のカーデザイナーである奥山清行氏が担当しており、エンツォ・フェラーリのデザインはF1マシンを意識したデザインでありフェラーリの伝統でありアイコンである丸型テールランプを削り出し露出させたようなデザインはいかにもスーパーカーとレーシングカーの二つの顔が伺えるデザインをしています。このエンツォ・フェラーリのデザインは機動戦士ガンダムのRX-78ガンダムからインスパイヤされて創り出されたと奥山清行氏語っています。

フェラーリの魅力は?

フェラーリは世界を代表する自動車ですがなぜここまで世界的に人気のある自動車になったのでしょうか。その人気の裏には何か魅力があるからこそ支持されているのかもしれません。

スーパーカーを手にする優越感

普通の人生を歩んでいくと絶対に手にすることのできないフェラーリを手にした時、とてつもない優越感を感じ街中をぶいぶい言わせながら走りたい衝動に駆られます。フェラーリの美しいフォルムはデザイナーの個性が輝きもはや自動車ではなく走る芸術なのではと思わせてくれるほど優れています。

そのままレースに出られるほどハイパフォーマンス

そのままレースに参加できる市販車を理念に自動車製造を行っているフェラーリの製品はパフォーマンスがとても高く、その圧倒的なパワーを操るのはとても難しいと言われています。日本ではそのハイパワーな性能を活かせるような道はありませんが余裕を持った走りを楽しめるのではないでしょうか。

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