ホンダはバイク屋だった?ホンダの歩んできた歴史と名車たち

人生に数回しかできない買い物の一つである車。しかし車を購入する際にどのメーカーの車を選べばいいかわからない。初めて車を購入する方や車についてあまり知識のない方は特にわかりにくいように感じているのではないでしょうか。各自動車メーカーの生産している製品はさまざまな特徴があります。歴史も深くメーカーの歩んできた道を知ることでどのような車を世に送り出してきたのかがわかります。その各社持ち合わせている特徴を吟味し、消費者のライフスタイルに合った車を選び購入することで初めていい買い物ができるのではないかと考えています。今回は数多くの自動車メーカーの中からホンダについて紹介していきたいと思います。

ホンダはどんな会社?

自転車での移動が主な交通手段であった1946年に旧陸軍が所有していた無線機の発電エンジンを自転車用補助エンジンに作り変えて売り出したのが始まりです。かつて無いその便利さが話題となり受付注文が殺到し、たちまち在庫がなくなってしまいました。そして1947年にHondaの名前が記された最初の自社製品としてA型エンジンが完成しました。

初めは2輪屋さんだった

ホンダは初めから自動車を作っていた訳ではありません。初めての商品は自転車にエンジンを積んだもので次第に今のバイクに変化していきました。ホンダはエンジンも自社で製造しており、完成度が高く長持ちし性能の高さから多くのファンがいます。ホンダが世に送り出したバイクはどれも人気が高いですが、その中でも特に人気なのはスーパーカブです。燃費が良くリッターあたり50〜60キロ走ると言われています。故障しにくいのも特徴で、スパーカブを耐久試験したら耐久試験をする機械の方が壊れたという伝説があるくらいです。

ホンダ自動車業界参入

1961年に通産省は自動車業界の国際競争力をつけるために当時20社ほどあった自動車メーカーの乱立と新規参入を防ぐため自動車業界再編案を打ち出しました。当時は自動車を作っていませんでしたが、世界のホンダとして頂点に上り詰めていました。創業者の本田宗一郎は自動車を製造することが長年の夢であったため、今回の再編案に激怒し法律ができる前に自動車を造ってしまえば良いだろうと言い自動車業界に参入しました。

ホンダが生み出した名車

ホンダが誕生してから長い年月が経ちましたが、その中で数々の名車と呼ばれる車が誕生していきました。そんな数々の名車の中から一部抜き出して紹介していきたいと思います。

RA272

ホンダはさまざまな分野で活躍していますが、絶対外せないのがF1です。今回紹介するRA272はホンダをF1初優勝に導いた名車です。RA272は48バルブ、1,495.28cc の水冷V型12気筒エンジンを横置きで搭載しており、13,000回転で230bhpを発揮していました。同エンジンは14,000回転まで問題なく回り、1960年代のエンジンとしては異常に高回転のエンジンでした。車体はRA271をベースに作られ、多くの改良が加えられて軽量化されていましたが、当時の最低重量規定よりも48kgオーバーしていました。

NSX

『our dreams come true』『緊張では無い、解放するスポーツだ』というキャッチコピーを掲げ登場したのはNSXというホンダのフラッグシップモデルのスポーツカーです。NSXという車名は新しいスポーツカーNew SportsCarと未知を表すXを組み合わせたNew SportsCar Xの略称です 。NSXが発表された年は1989年のバブル絶頂期で翌年の1990年に販売されてから2006年まで16年間の長い間フルモデルチェンジすることなく製造されました。

運転席後方に搭載されているエンジンで駆動するMRを採用しています。当時市販されていた自動車の中では世界初の「オールアルミモノコック・ボディー」を搭載していたので産業用ロボットで制作するのではなく、生産は人による手作業で行われていました。こだわり抜かれたNSXの値段は高額で当時日本車唯一のスーパーカーと言われていました。

S2000

S2000は本田技研工業創立50周年記念として1998年に発表されて2009年に発売されたFR車です。FR車をホンダはしばらく製造しておらず29年ぶりに発売されました。当時ベストカーの企画で100点を獲得するなど本格的なスポーツカーとして人気を博しました。しかし注目度と現実は違い、国内向け販売台数は10年で2万台という想定外の低迷でした。今現在ではNAながらハイパワーのエンジンが高い評価を得ています。

ホンダの良さはどこにある?

ホンダは日本を代表する自動車メーカーですが、なぜここまで世界的に人気のある自動車メーカーに成長してきたのでしょうか。その巨大自動車メーカーの人気の秘密に迫っていきます。

ホンダ独自のVTECエンジン

VTECはVariable valve Timing and lift Electronic Control systemの略称です。ホンダと言えばこのVTECエンジンが挙げられると思います。他のエンジンでは発生できるパワーの偏りができてしまいますが、VTECでは低速トルクと高速トルクの両方のトルクを補うことができます。このエンジンは焼き鳥屋でネギまを焼いている様子を見ていた技術者が、串に打たれた具材が回ったり回らなかったりする様子を見て発想したと言われています。

ホンダの独立独歩精神

ホンダは日本の自動車メーカーの中で唯一独立的な企業です。トヨタがスバルと事業提携をしてBRZ/86を開発しています。事業提携すると開発コストやノウハウの共有で自社のみで製造できなかったような製品を開発できますが、ホンダは他の企業とは提携せず1から自動車を設計、販売しています。そのためホンダの車のデザインは他の自動車メーカーの販売する自動車とは一味違ったデザインをしており、自動車の内部の作りも他のメーカーとは異なります。他のメーカーとは違った車が乗りたい人におすすめできるメーカーです。

国内では少ないミッドシップ車を取り扱っている

国内では少なくなってしまったミッドシップ車を現在でも製造しています。スーパーカーや高級車に多いミッドシップ車ですが、大衆向けに販売されている車は数少ないです。ホンダが現在取り扱っているミッドシップ車はNSXと軽自動車のS660です。S660は軽自動車ながらしっかりとした作りでスポーツカーのような乗り味が人気です。中には乗用車企画の大きいS660が欲しいという人がいるくらい作りがしっかりしています。

ホンダの作る自動車は独創的で1から自社で設計から製造まで担っているので、他の自動車メーカーとはまた違った良さがあります。これから先もホンダが先進的な自動車を作り続けまだ見ぬ新しい世界へ導いてくれることを楽しみにしています。

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