【中古車選び】モデルチェンジに合わせてお得に中古車を買おう!

中古車を買う際になるべく安く買うタイミングとして、モデルチェンジがあります。各自動車メーカーは、それぞれの車種において少なからず年々下がっていく価値と需要を保っていくために、『モデルチェンジ』を行います。毎年のように様々なメーカーからモデルチェンジが行われ、その登場のたびに自動車市場に何らかの影響を与えます。そしてその『モデルチェンジ』のタイミングこそが中古車購入のねらい目なのです。今回は、中古車を買う時に注目すべきポイントとして『モデルチェンジ』をご紹介します。

車のモデルチェンジには2種類ある

まず、一口にモデルチェンジといっても、大きく2種類があります。

①フルモデルチェンジ

フルモデルチェンジはある車の型を変えることで、機能面、デザイン面などの向上を図るものとされています。『全面改良』ともいわれ、メーカーの方針によって異なりますが、新たなシャシーが採用されたり、大きくデザインが一新されることがほとんどです。車によっては、フルモデルチェンジを経て全く違う車のように生まれ変わるものもあります。そしてある車において、一番最新の世代の車のことを『現行型』、そしてその車にフルモデルチェンジが行われると、その車は『旧型』と呼ばれるようになります。

②マイナーチェンジ

マイナーチェンジとは、ある車のデザインや性能の1部を小規模に改良することです。フルモデルチェンジとフルモデルチェンジの間隔を埋めるために行われることが多いです。縮めて『マイチェン』とも呼ばれます。そしてある車のある世代において、マイナーチェンジが行われる前のモデルを『前期型』そのあとのモデルを『後期型』と呼びます。マイナーチェンジの中にはその規模の大きさに応じて、『ビッグマイナーチェンジ』というものもあったり、『一部改良』というものがあったりで、非常にややこしいです。

実は、フルモデルチェンジとマイナーチェンジの間には、『メーカーがフルモデルチェンジと言ったかどうか』のみが明確な違いになります。そしてその『フルモデルチェンジ』こそが特に中古車の価格が変動しやすいタイミングなので、そこがねらい目であると言えます。

モデルチェンジ後の中古車相場の変動パターン

旧型の相場価格が下がる場合

ある車においてフルモデルチェンジが行われると、今まで現行型だった車が旧型になります。すると途端にその型の中古車相場価格は下がる傾向にあります。これには大きく2つの要因が絡んできます。まず1つ目は新型への買い替えです。なぜなら人は不思議で、『新しい方が優れている』と思いがちな生き物です。新型が出ると今まで乗っていた旧型からその新型に乗り換えたいという人が急増します。その動きの中で、中古車市場には旧型の中古車が増え始めるのです。それも新型が発表されるやいなや、下取りラッシュが始まるのです。2つ目は展示車両、レンタカー等に使用していた車両の処分です。なぜなら基本的に展示車両やメーカーのやっているレンタカーは、『新型車・現行車をアピールする』ために使用されています。そのため、ある車種で新型が出てしまうと、もう用無しになってしまい、下取りに出されて市場に出回るのです。これらの2点が大きな要素になり、中古車市場には、新型車が発表されてしまった旧型が増え始めます。そうすると需要と供給の問題で、供給が多くなるにも関わらず、需要はなくなっていってしまうので、必然的に値段が下がっていくということです。最近の代表的な例でいうと以下のようなものがあります。

①BMW 3シリーズ

2019年1月末に日本市場でもフルモデルチェンジが発表されたBMW3シリーズですが、その新型の完成度は高く、デザインや走行性能などすべての面において劇的な進化を遂げました。そのおかげで、BMW3シリーズの中古車市場もすでに動き始めているようです。以下のグラフは、カーセンサーラボ(参照元:http://www.carsensorlab.net/kakaku/bmw/3_series/)中古車の相場平均価格の推移をグラフにして表したものです。グラフを見ると、もともと下がり始めていた価格が2018年末~2019年初頭で一気に落ち始めていることが分かります。この形が典型的なフルモデルチェンジによる相場価格の変動パターンです。

参照元:http://www.carsensorlab.net/kakaku/bmw/3_series/

②アウディ A7スポーツバック

2018年の10月ごろに販売を開始したアウディのA7スポーツバックですが、大型4ドアクーペとして今まで以上に洗練されたデザインが話題となりました。特に流れるように点灯するライト系統は、今までの車にはない革新的なデザインで、注目を集めました。そんなアウディA7スポーツバックの相場平均価格の推移は以下のようになります(参照元:http://www.carsensorlab.net/kakaku/audi/a7_sportback/)。

参照元:http://www.carsensorlab.net/kakaku/audi/a7_sportback/

③スバル フォレスター

そしてこの現象はもちろん日本車でも発生しています。スバル フォレスターも2018年6月に様々な最新運転支援機能が付いた新型へのフルモデルチェンジが発表されました。その結果、2018年6月以降フォレスターの値段は右肩下がりで落ちてきています。スバル フォレスターのフルモデルチェンジによる旧型の中古車平均相場の推移は以下のようになっています(参照元:http://www.carsensorlab.net/kakaku/subaru/forester/)。こちらも典型的なモデルチェンジによる価格下落の例だと思われます。

参照元:http://www.carsensorlab.net/kakaku/subaru/forester/

このように、フルモデルチェンジが行われると、旧型の値段は下がることが多いようです。もちろん、車によって下落幅は異なりますが、例外を除いて基本的には下がるということが言えるかと思います。

例外として、旧型の価格が上がる場合も

しかし、ある車においてモデルチェンジが行われた際に、例外として逆に相場価格に上がる場合もあります。その理由は様々ですが、新型のデザインがイマイチだった場合や、新型の発表により話題が集まり、逆に旧型の人気が再発する場合、そして特によくあり得るのが、エンジンのターボ化ダウンサイジングによる旧型(NAエンジン)の価値の向上です。それらはもちろん基本的に新型の新車価格を超えることはほとんどありません(一部例外あり)。

モデルチェンジを受けて旧型の中古車の相場価格が上がるという例外的なケースをご紹介します。

①日産 スカイラインGT-R32

国産スポーツカーを代表する車種の1つでもあるGT-Rですが、そのGT-Rの第二世代として生まれたのが『スカイラインGT-R32』です。そのモデルチェンジ後の『スカイラインGT-R33』が発表された後に、なんと中古車相場価格が上がり始めるという現象が起きました。それは、GT-R33が日本市場のニーズなどを読み取り、居住性を高めるため大型化してしまい、スポーティさが失われてしまったことが1つ大きな要因であったと言えます。その影響で、今現在もGT-R32の中古車平均価格は、日々上昇し続けていて、中古車平均相場はGT-R33よりも高い値段になっています。

参照元:http://www.carsensorlab.net/kakaku/nissan/skyline_gt-r/

②ホンダ NSX初代

エンジン製造技術が高く、マクラーレンとコラボしたり、F1に参戦したりと国内自動車メーカーでもスポーツカー製造に強いホンダのノウハウが詰め込まれた究極の車がNSXです。2シータースポーツカーで、オールアルミ製のボディ、3リッターV型6気筒エンジンをミッドシップに搭載して高い走行性能を発揮した初代NSXは1990年に発売されました。そしてそのNSXの新型が2017年に発売開始となりましたが、新型はデザインもサイズも一新し、エンジンこそミッドシップV型6気筒ですがハイブリットシステムを搭載するなど、ほとんど別の車になってしまったという声が多数上がりました。もちろんその新型NSXも限定生産であったり、完成度の高い車ということで一定の人気はあります。しかしモデルチェンジを経て、今までも人気で中古車市場で高値で取引されていた旧型の初代NSXの認知と人気をさらに増大させ、結果的に中古車平均相場が上昇することになりました。そしてその上昇は今でも続いています。

参照元:http://www.carsensorlab.net/kakaku/honda/nsx/

このように、モデルチェンジによる中古車平均相場が上がるケースは例外としてありますが、ほとんどの場合が例のようにスポーツカーだったり、何かしらの強い個性を持って人気の出た車が多いと言えます。ですので、逆に例に挙げたような中古車相場が上がりかねないような車を買いたい場合は、新型が発売されてしまう前に購入を検討することが、安く買うタイミングだとも言えます。

モデルチェンジの情報に合わせて中古車を選ぼう

以上のことから、中古車をなるべく安く購入するためのタイミングとして、『モデルチェンジ』が大きな影響を与えるということが分かりました。また、ほとんどの場合、新型車が発売された瞬間から半年~1年の間が少なからず必然的に値段が下がる期間です。その後の価格がどうなるかは将来のモデルチェンジなどが大きく関わってきて、価格変動の断定はできません。しかし新型が発表されると基本的に下がらないことはない、と言えます。

ですから、中古車での購入の際には、モデルチェンジのプレスリリースに注目しながら検討することが重要です。ちなみに、国産車のモデルチェンジは平均4年ほど、輸入車のモデルチェンジは平均6~7年(3年ほどでマイナーチェンジあり。輸入車はほとんどが現地で発表されてから半年くらいで日本市場に来る。)とされているので、気になる車種がある方はその車種が発表された年から計算して見極めるのも1つの手だと思います。

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