荷台がクールなアメリカンフルサイズトラック、シボレー アバランチ

シボレー アバランチはシティタイプSUVのシボレー・サバーバンをベースにリアセクションをオープンベッド化した車種です。ベッドには着脱可能なカバーが備えられています。今回はシボレーアバランチの特徴、ポイントをまとめました。


「シボレー アバランチの特徴」

シボレー アバランチの特徴は大きく分けて三つあります。

一つ目の特徴は爆発的なパワー、トルクを秘めたエンジンです。

アメリカンフルサイズSUV、アメリカンフルサイズトラックなどは共通していえることですが、とにかくエンジンのパワー、トルクが凄いです。日本で見掛けるシボレー アバランチのエンジンは5.3LのV8エンジンがほとんどですが、本国では8.1LのV8エンジンを積んだモンスター級のグレードも存在します。この大排気量で大きなボディを押し進める感じはアメリカ車ならではの感覚です。

二つ目の特徴は、荷台があるというところです。

この荷台はファッションと捉えている人も多いですが、実はかなり使い勝手が良いです。大きい荷物を積めますし、ヘッドカバーを装着すれば雨で濡れることもないです。荷台は頑丈に出来ているので、汚れたらブラシでゴシゴシ擦っても問題ないです。ワイルドな車なので、どんどん荷物を積んでアウトドアに出かけましょう。

三つ目の特徴はなんといっても見た目の迫力です。

全長は5mを軽く超えていて、幅も2mオーバーです。ホイールベースも3302mmあるので、抜群の安定感があります。日本の車にはこのようなボディサイズの車はないので、街中では目を引く存在になります。ドライバーの視点もかなり高く、視界も良好なので慣れれば運転しやすい車です。

「シボレー アバランチの歴代モデル」

初代のシボレー アバランチは2001年~2006年まで製造されていました。

アメリカではフルサイズのトラックが人気で、フォード、GM、シボレー、トヨタなどはこのフルサイズのトラックの製造に力を入れていました。シボレー アバランチはどちらかというとシティ派のフルサイズトラックで、都会的なイメージを持ったモデルとしてデビューしました。日本ではそこまで親しまれてはいないですが、アメリカ車好きの間では人気の高い車種です。派手なカスタマイズが似合う車種なので、大口径のホイールを装着したり、ペイントを施したりしているシボレー アバランチも多いです。

2代目のシボレー アバランチは2006年~2012年まで製造されていました。

10年以上製造されて、人気を得ていたシボレー アバランチですが、時代は低燃費、サイズダウンが主流になり始めて、フルサイズのトラックの売れ行きが滞り始めました。今までアメリカではフルサイズのトラックが人気だったのですが、少しずつ人気にもかげりが見え始めたので、シボレー アバランチは2012年で製造終了となりました。

「中古車価格について」

シボレー アバランチは台数が多い車種ではないので、状態が良い車両は中古でもあまり値落ちしないです。このタイプの車は欲しい人は結構な高額でも購入してしまうので、なかなか安くはならないです。しかし、リセールバリューは期待できない車種なので、乗りつぶすつもりで購入するのが賢明だと思います。

日本で出回っているシボレー アバランチは、ほぼすべての車両が中古並行車です。一部新車並行輸入車もあると思いますが、走行距離はほとんどあてになりません。アメリカで3年間乗られていたと仮定すると、走行距離はすでに10万キロオーバーでもまったく不思議ではありません。アメリカでの走行距離は思っている以上に多いです。日本で6万キロ、7万キロで売られている車両は、すでに20万キロ、30万キロ近く走っている可能性もゼロではないです

。購入時にはよく確認をして、納得した上で購入した方がよいです。また、国産車のようにどこでも受け付けてくれる車種ではないので、行きつけのアメ車ショップなどを見つけておかないと維持は難しいです。パーツもアメリカから輸入することがほとんどなので、国産車1500ccクラスの倍以上の予算は用意しておいた方がよいです。

維持費の面では1ナンバー登録をするとメリットが多いです。排気量が大きい車種なので、3ナンバー登録だと自動車税が10万近くになります。しかし、1ナンバーであれば1万~2万程度で済みます。1ナンバーは毎年車検になりますが、それでも1ナンバーの方が維持費は安いはずです。

「シボレー アバランチはノーマル車がオススメ」

中古でシボレー アバランチを購入するなら、あまり派手なカスタマイズを施していない車両が良いです。26インチなどの大口径ホイールを装着させた無理なインチアップは、車の足回りを著しく劣化させます。見た目はカッコいいのですが、車のことを考えるとあまり良いことはないです。インチアップは22インチ、24インチくらいまでに止めておいたほうが無難です。インチアップは見た目が良くなる以外にあまり良いことはないです。タイヤは高額になりますし、ただでさえ悪い燃費がさらに悪くなります。1リッターあたり4キロくらいの燃費が、インチアップによって3キロくらいにまで落ちます。さらに、インチアップによりタイヤは薄くなるので、吸音性が低くなり、ゴロゴロというロードノイズも大きくなります。ブレーキもインチアップにあわせて強化しないとブレーキの性能が追いつかなくなってしまいます。その点で、ノーマル車は無理のない状態で乗られているので、故障のリスクはかなり減ります。車はしっかり走って、しっかり曲がって、しっかり止まれる事が絶対条件です。このことを忘れずにカスタマイズも行いましょう。

「シボレー アバランチに欲しいオプション」

シボレー アバランチは非常に大きい車なので、強化ブレーキなどのオプションがあると良いと思います。フルサイズのアメリカントラックはブレーキが弱い車種が多いので、ブレーキが強化されると安全です。シボレー アバランチは4ATしかないのですが、これももう少し改善の余地はあったと思います。4ATでは燃費が悪いです。せめて5ATのモデルは欲しかったです。トルクフルなエンジンなので4ATでも違和感は感じないですが、それでも5ATの方がスムーズな変速が可能になるはずです。

「まとめ」

シボレー アバランチを購入する人は、シボレー アバランチのことが大好きだから購入します。なので、燃費の悪さや維持費の高さは二の次でしょう。

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